今日は、なんばパークスシネマにて、
「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」を鑑賞。
僕は11日の記事で「スパイダーマン3」の事を書いて(リンク先↓)、
https://shingosan.hateblo.jp/entry/2022/01/11/011925
この映画を「いまいち」と評したが、
今日「ノー・ウェイ・ホーム」を見ていて思ったのは、
「やっぱりスパイダーマン3、見たこと自体は良かったな」という事。
そして、あの記事の中で「アメイジング・スパイダーマンは未見だけど、まあ焦って見なくてもいいかな?」とも書いたが、その点を少し後悔。
どう思うかはさておき、「アメイジング・スパイダーマン」も見ときゃよかった。
事前に「アメイジング・スパイダーマン」を見ていたら、今回の「ノー・ウェイ・ホーム」という作品についての僕の受け取り方も、また良い意味で違っていただろう。
まあ冒頭からこんな書き方をしてしまうと、
勘の良い人にはうっすらわかってしまう、ネタバレ寸前の際どい事を書いてしまったようで申し訳ないのだが、
この「ノー・ウェイ・ホーム」という映画は、「そういう事」なのである。
「一見さんお断り」とまではさすがに言わないが、
「過去作のスパイダーマンも見たことないし、
ドクター・ストレンジも見たことないし、
アベンジャーズも見たことないし、ヴェノムも見たことない(まあヴェノムはいいか)」
という人が、
いきなりこの「ノー・ウェイ・ホーム」を見たら、おそらく「ポカーン」状態だろうと思う。
逆に、過去作を全部、あるいはほとんど見てきた、というスパイダーマンシリーズが好きな人(特に全ての作品を、公開当時あたりにリアルタイムで見てきた人)にとっては、
この「ノー・ウェイ・ホーム」は、もうたまらないレベルの最高の贈り物であると思う。
いつもの映画レビューでは、物語の概要について核心的なネタバレを避けて書いているつもりだが(え?うっすらバラしてる記事が多い?・・・すいません)、
今回ばかりは、あらすじ等は書かない事にする。
これは言えんわ、さすがに。
途中、
「いや、そもそもさあ、お前がそんな自分勝手なお願いするから、こんなめんどくさい事になったんやで(誰がどうしたかは伏せておく。見ればわかります)」と僕は思ってしまい、
そのせいで一瞬、映画から気持ちが離れかけそうになったのだが、
物語がどんどん進んでいくうちに、
もう映像作品として、これだけの力作を見せられたら、最終的に「参りました」と言わざるを得なかった。
最後の方は思わず泣いてしまった。
スパイダーマンを演じるトム・ホランドの、終盤における演技は素晴らしい。
本当に素晴らしい俳優だと思う。
もちろんまわりを固める俳優さん達も、ことごとく素晴らしい。
予備知識がある人と、そうでない人の温度差が色濃く出るであろう作品だと思うが、
今回の僕の評価は、「過去のスパイダーマン」と一連のMCU作品を見続けてきた(未見のものあり)人間の評価として点数をつけさせていただくと、
100点満点中、84点。
この作品に対して「なんかキャラの成り立ちとか知らないから、あんまり入り込めなかった」という、
「いきなりこの作品から見た人」が低評価をしていたとしたら、
嫌な言い方かもしれないが、
僕は「いや、それはあなたに原因があると思いますよ」と言いたい。
例えば映画版「ハリー・ポッター」シリーズを、
最終作品「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2」からいきなり見始めて、
「なんかこれ全然、わからないんだけど」と言う人には、
「そらそうや。最初のハリー・ポッターから、ちゃんと見とかなあかんで」というのと一緒の事である。
そして今回も当然ながら、本編の最後とエンドロールの最後に映像がある。
お見逃しなく。
にしても、MCU作品は、今後ますますキャラのコラボが活発化していく。
楽しみでもあるが、反面「大丈夫?いける?作り続けられる?」という気持ちにもなる。
とにかくMCUファンとしては、各作品に出演されている俳優さん達の健康と、プライベートでの不祥事がない事を祈るばかりである。
という事で、今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。