※今回は「サンセット・サンライズ」に少々ネタバレが含まれます。
未見の方はご注意。
まずは、「はたらく細胞」。
100点満点で、89点(ネタバレなし)。
公開前の予告編を見た時、
「まあ、俺は見に行かんやろな」と思っていたが、
先に見た人からの、
「想像以上に良かった」「泣ける」という感想を聞くにつれ、
「ホンマに〜?じゃあ、僕も見に行っちゃおうかなあ?」という気持ちになったので見てみたら、
後半は号泣でした(笑)。
そして、阿部サダヲ演じるトラック運転手のお父さんの体内描写は面白さ抜群で、
そこのパートは、終始ニヤニヤしながら見ていた。
子役達の、舌っ足らずでありながらも、
子供なりに達者にセリフを回す演技が少々鼻につくし(←あ、もしかしてこれって老害発言?でもそう思ってしまったので仕方ない)、
ちょっと最初の方は、
見ていて何となく小っ恥ずかしい気持ちになったが、
全体的には、とても良い・・・どころか、
素晴らしいエンタメ作品だと思った。
続いては、「サンセット・サンライズ」。
100点満点で、85点(ネタバレあり)。
ちょっとこの作品は、
人によって好き嫌いというか、評価が分かれるかもしれない。
全体的にテンポがスローめで、
若干長く感じたのは、僕の中でマイナスではあるが、
東日本大震災で被災した人の本音と、
被災しなかった人(東京の人)の本音がぶつかり合うシーンは、
フィクションの物語の中とはいえ、
僕的には、かなり心に来るものがあった。
自分が思う、この作品の評価が分かれそうなポイントとしては、
まさにその、本音が思わず出てしまうシーンかな?と。
その中で、菅田将暉が井上真央に恋愛感情を吐露してしまうくだりがあるのだが、
まあちょっとこのへんが・・・、
告白に至る持って行き方が、強引っちゃあ強引なんよなあ・・・。
池脇千鶴演じるああいうオバチャン、
現実世界にも、いるにはいるかもだけど、
「いや、ここで?」と思ったし、
自分が菅田将暉の立場だったら、
「おいいいい!!お前(池脇千鶴)、何やねん?!
(告白を)いつどうするかとか、俺のペースがあるねん!!もおお!」と、
内心怒りに打ち震えるかもしれん(笑)。
そのあたりがちょっと引っかかって、
一瞬モヤモヤしたものを感じてしまったのだが、
けど、あのシーンこそ、この映画の最大の核となるシーンの一つだし、
実のところ、僕はあのシーンでは、
口を真一文字に結んで目を真っ赤にしながら見ていたので、
うん・・・まあ、やっぱりあれはあれで良いかな。
見終わって思ったのは、
「時間は人を変える」ということ。
僕としては、とても良い映画でした。
というわけで、今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。