シンゴさん日記

大阪在住の40代独身男が映画レビューを中心にツラツラと文章を書き綴ります。

ワイヤレスイヤホンをiPhoneとペアリングすると音質がクソになってた理由がわかってしまいました(かなり間抜けな理由です)。

 

今日ようやくわかった。

 

何が?

 

僕は以前、

「ワイヤレスイヤホンをiPhoneとペアリングするより、Apple Watchとペアリングした方が音が良い」という事を書いた。

 

それを書いた記事がこちらである↓

https://shingosan.hateblo.jp/entry/2022/10/12/200745

 

今日の今日まで、「これは一体どういう事だ?」と謎だったのだが、

遂にその原因がわかった。

 

結論から言うと、下の画像で示す通り、

iPhoneの設定で「モノラルオーディオ」という項目が「オン」になっていたからである(笑)。

 

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iPhoneの設定画面を開き、「アクセシビリティ」→「オーディオ/ビジュアル」を開くと上の画面が出てくる)

 

 

で、このモノラルオーディオを「オフ」にすると、当然のごとくステレオサウンドで再生されるので、

サウンドは立体感を取り戻し、質の良い音響機器を使用していれば、解像度の高い音像で音楽を楽しめるわけである。

 

iPhoneに問題があったわけではない、と安心すると同時に、

拍子抜けするような結論が判明して、ちょっと恥ずかしい・・・。

 

それにしても、いつからこの設定になっていたのだろう?

 

このあたりを以前、自分でいじった記憶がほとんど無いので、iPhoneを購入した時からか?

 

分からん。

 

まあ何はともあれ、iPhoneで音楽を聴く時、

クソ音質で聴かなくてもよくなったので、今回、原因がわかって嬉しい。

 

これを読んでいる皆さんで、

もしも僕と同じように「iPhoneで音楽再生したら、なんか音がこもっているなあ」と、

悩んでいる人がいたら、該当の設定画面を開いてみてください。

 

ひょっとしたら、「モノラルオーディオ」がオンになってしまっているかもしれません。

 

という事で、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

【また謝罪】もうヤダ。羞恥心で死にそう。前々回の記事で、あるメーカーのイヤホンに苦言を呈した点について。

 

いきなりだが、またもや、やらかしてしまってた。

 

10月12日に投稿した、

いくつかの完全ワイヤレスイヤホンの試聴をし、

それぞれの製品の感想をサクッと述べた記事で、

マーシャルの「Motif A.N.C」について、

僕は「イヤホン本体が取り出しにくく、また収めにくい」と書いた。

 

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(10月12日投稿記事「完全ワイヤレスイヤホンとしては破格の、5万円超えのイヤホンで音楽を聴いてみたら・・・」は、こちら↓)

https://shingosan.hateblo.jp/entry/2022/10/12/200745

 

あれから今日(10月20日)で、8日が経過したが、

前回記事の「ゼンハイザーオーディオテクニカのイヤホンの音質、やっぱり良かったです。ごめんなさい」の謝罪を書き終えた翌日から、

また何か自分の中で、

モヤモヤとしたものが渦巻いていたのである。

 

(前回記事「【謝罪】日をあらためて試聴してみたら、ゼンハイザーオーディオテクニカの音はやはり良かった件。ただね・・・。」は、こちら↓)

https://shingosan.hateblo.jp/entry/2022/10/17/230844

 

「あのマーシャルのイヤホン・・・、

『本体が取り出しにくい』と書いたけど、

ひょっとして自分は、何か重大な点を見逃しているんじゃないか・・・?」と。

 

そこでもう一度、今日は、

「マーシャルのMotif A.N.Cは本当にイヤホン本体が取り出しにくいのか?」

を再確認するためだけに、

またもや例のイヤホン専門店に赴いたわけである。

 

入店するなり、

まっしぐらにマーシャルMotif A.N.Cの置き場所に向かい、

実機を手に取ってみたところ、

「なぜ、イヤホン本体が取り出しにくいと感じたのか」が、一発で判明した。

 

このお店では、

店頭に置いてある、様々な完全ワイヤレスイヤホンの収納ケースに「ケーブル」が装着(貼り付け)されている(全ての商品に、このケーブルが付けられているかどうかまでは見ていない)。

 

このケーブルが「盗難防止の為」なのか、

あるいは、

このケーブルで常に電力を送り、イヤホンケースを常にフル充電状態にしておくためなのか、

その目的は、スタッフではない僕には定かではないが、

とにかく、僕が手に取ったマーシャルMotif A.N.Cに関しては、

ケース背面に、このケーブルがくっついていた。

 

もう読者の中で勘の良い方なら、

この時点で、何となくお気づきかもしれないが、

さっそく詳細を述べると、

このケーブルの付け根あたりが、

ケースと蓋を繋ぐ蝶番(ちょうつがい)に接近していて、

そのおかげで、パカっと上方向に開くはずの蓋が完全に開くのを邪魔するような感じになってしまい、

蓋が完全に開き切らないので、

イヤホン本体が取り出しにくかったのである(わかります?この説明で)。

 

文字だけの説明だと、わかりにくいかもしれない。

 

というわけで、

ビジュアルでどんな感じか説明すると、

さすがにお店の中で商品を撮影するのは不味いような気がしたので、

現場で撮った画像ではなく、

僕の手持ちのイヤホンの画像と、僕が描いたイラストで説明させてもらうが、

画像で言うと、要するに赤丸で囲んだ位置に、例のケーブルの付け根があるので、

「そりゃ、蓋が開き切らないよね。イヤホン取り出しにくいよね」という話である。

 

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ちなみに収めにくさについては、

これも「蓋がちゃんと開き切っていない」ことも、要因の一つではあると思うが、

前々回の記事にあるように、

「収める時、イヤホン本体をどっちの方向にしたらすんなりスムーズに収められるのか」が、ほんの一瞬分からなかったのは、

今回述べた事とは、別件扱いとする(けどこれについては、単純にこの製品を初めて触った、使い慣れていない僕自身の責任である、と言えよう)。

 

それにしても、

今日のあの時の、お店に入っていって、

取り出しにくかった原因がすぐ分かった時の自分の感情・・・。

 

なんで最初に試聴した時に気づかなかったのか・・・?

 

今思い出しただけでも、超絶恥ずかしい(苦笑)。

 

まったくの見当違い、勘違い、早とちりで、

マーシャルMotif A.N.Cを貶めてしまった事に、

非常に罪悪感を感じている。

 

というわけで、

Motif A.N.Cを愛用しているユーザーの方々、

マーシャル社の方々には謹んでお詫び申し上げます。

 

大変、申し訳ございませんでした。

 

この事実が判明した時、

最初は、前々回の記事の「取り出しにくい云々」のあたりを、しれっと削除して、

何事もなかったようにやり過ごそうと、

一瞬思ってしまったのだが、

やはり「いや、それはカッコ悪いぞ」と思ったので、

前回記事に引き続き、再び謝罪記事を書かせていただく事にした。

 

まあけど・・・・、

お店もあんな位置にケーブル付けてたら、

今回の僕みたいな「早とちりさん」を、

またもや生み出してしまうんじゃなかろうか・・・と、ちょっと思ったりなんかして(逆ギレか?それはアカンぞ)。

 

何はともあれ、

失態を犯してしまったのは事実である。

 

もはやこれで、

「コイツのレビューや評論は、イヤホンに限らず信用ならない」と、

読者の方に思われても仕方ないかもしれない。

 

全くもって不覚であった。

 

今後、イヤホンに限らず、あらゆるジャンルにおいて、

見たもの聞いたもの、感じたものについての感想には、

細心の注意と敬意を持ってして臨みたいと、

気持ちを新たにした次第である。

 

繰り返しになるが、今回は本当に恥ずかしいっす・・・。

 

前回記事で、僕は自分のことを

「名もなき浪速のクソ耳野郎」と自嘲したが、

今回の勘違いで、

「名もなき浪速のクソ耳早とちり野郎」という、

更なるありがたくない称号を甘んじて受けることになるであろう。

 

・・・という事で、今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

お詫びにもなりませんが、

マーシャル「Motif A.N.C」は、

音質の素晴らしいイヤホンです、という事を強調しておきます。

興味のある方はぜひ一度お試しあれ。

【謝罪】日をあらためて試聴してみたら、ゼンハイザーとオーディオテクニカの音はやはり良かった件。ただね・・・。

 

10月17日、またもや大阪日本橋のとあるイヤホン専門店に赴き、

いくつかの完全ワイヤレスイヤホンを試聴してみた。

 

前回の記事で、

僕は「ゼンハイザーMOMENTUM True Wireless3と、オーディオテクニカのATH-TWX 9の音は、スカスカ」といったような事をのたまってしまったのだが、

今回あらためて試聴してみたら、

それは大きな間違い(勘違い)であったと認めざるを得ない。

 

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あの10月12日の記事以来、

「あれだけの価格帯のイヤホンの音質が、確かに好き嫌いはあれど、スッカスカというのは考えにくい。コレは自分の試聴の仕方に重大な過失があったのではないか?」と、

自分の中で何か釈然としない、モヤモヤとしたものが心の中でくすぶっていたので、

「もう一回、聴いてみよう」という事で、

再試聴してみたわけである。

 

(前回記事はこちら↓「完全ワイヤレスイヤホンとしては破格の、5万円超えのイヤホンで音楽を聴いてみたら・・・」)

https://shingosan.hateblo.jp/entry/2022/10/12/200745

 

その結果は・・・、

ゼンハイザーの音も、オーディオテクニカの音も、普通に良かったです(笑)。

 

なんでやろ?(知らんがな)。

 

まあ、自分の中で考えられる原因としては、

あの日はゼンハイザーを聴く前に、

NOBLEの「FoKus PRO」という、

完全ワイヤレスイヤホン界で「音質最強」と称される機種を、

割と大きめの音量で聴いたのだが、

その「FoKus PRO」の音の密度と迫力の直後に、

どちらかというと「繊細」な音像を再現するとされるゼンハイザーを、

この時、「そこまでボリュームを上げずに聴いてしまった」ので、

その時の僕には「なんだか音が軽く聴こえてしまった」のかもしれない。

 

最初に「FoKus PRO」という最強機を試聴した事で「バイアスがかかった」のではないか?と、

自分では分析している。

 

他にも、あの時を思い出すと「そんなことはない」とは思っているのだが、

もしかしたら、イヤホン本体を、

しっかりと耳にフィットさせて装着していなかった可能性もあったのかもしれない。

 

いずれにせよ、今回2度目の試聴で、

ゼンハイザーMTW 3は「良い音のイヤホン」として、

僕の中で認識が改まった事を、

ゼンハイザーユーザーの方々や、メーカーさんへの謝罪も兼ねて、

訂正させていただきたいです。

 

誠に申し訳ございませんでした。

 

ただ・・・謝っておいて、こんな事を言うのも何なのだが、

「欲しいか?」と言われたら、

やはり「いや、別にいいです」という感じである。

 

というのも(これは前回記事でも、ほぼ同じような事を書いたと記憶しているが)、

確かに「高音質」であるのは間違いないと思うのだが、

単純に「すごく好きな音か?」と言われたら、そうとも言い切れないし、

この製品は、音の良さはさておき、

何だか接続に難があるような気がしてならない。

 

今回、1曲聴いている間に、

2回もイヤホンと再生機器の接続切れ(なのか何なのか、とにかく「音飛び」と言える現象)が起こったのであるが、

MTW 3における、この接続安定性の問題は、

Amazonのレビューでもいくつか散見される。

 

ケースも(自分的には)少し大きめなところが個人的に気になるし、

「音はやはり良かった」という事は、

今回の試聴でしっかり確認できたものの、

やはり自分的に「買いではない」かな、と。

 

値段も現在の市場価格で3万6千円〜3万9千円なので、

僕としては、現時点では手が伸びにくいイヤホンである(今後値下がりして、接続の問題もすっかり改善となると、検討する可能性あり)。

 

最後にもう一度言っておきますが、

音は良いです、はい。

 

続いて、オーディオテクニカのATH-TWX9であるが、

これも本当に、あの時(10月12日)の自分がどんな感覚をしていたのか謎であるが、

あらためて聴いてみたら、別に悪くなかった。

 

低域、中域、高域の音がバランスよく、

かつ力強く鳴っており、

今思えば、最初の試聴をした日の自分は、

ゼンハイザーオーディオテクニカのハイエンドイヤホンの音が良い感じに聴こえない異世界

に迷い込んでいたのではないか?

と思えるほど、前回に比べて、印象が覆ってしまった。

 

オーディオテクニカATH-TWX 9を、

最初の試聴時に「あまり音が良いと思えなかった」原因は、

これもゼンハイザーの時と似たようなパターンで、

このイヤホンの前に、

低音に迫力があった(と僕には思えた)BOSEの「QuietComfort Earbuds II」をけっこう気に入り、

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続いてマーシャルの「Motif A.N.C」の、

メリハリの効いた、ハツラツとした音質に感動した後、

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僕の耳(脳)に「何らかのバイアス」がかかってしまい、

TWX 9をしっかりと耳に装着していないまま、

音量を控えめに再生した時点で、

早急に判断を下してしまったせいなのかもしれない。

 

それに元々、この製品に関しては、

そのケースのデカさや(僕は本当にケースのデカいワイヤレスイヤホンがダメなのだ)、

「紫外線除菌機能」といった、

個人的に「正直、そんなん別に要らん。それでバッテリー消耗するやろ」という機能もあったおかげで、

「前から、そこまで欲しいと思っていなかった」という、

これまたバイアスかかりまくりの心理状態が影響して、

「音質についても、大したように思えない」という感想を、

僕に抱かせてしまったのかもしれない。

 

いずれにせよ、

これについても、ATH-TWX 9のユーザーの方々や、メーカーの方には謝罪を申し上げたい。

 

本当に申し訳ありませんでした。

 

ただ・・・(またかよ)、

やはりこれも自分の好きな音かどうかと言われたら、「正直あんまり」なのである(笑)。

 

言葉で具体的に言うのが何ともアレなのだが(難しいのだが)、

なんかこう、自分的に「これだよ」と思えないというか・・・。

 

まあ、これ以上難癖つけると、

本当に怒られそうなので、今回言いたかった事をまとめると、

ゼンハイザー「MOMENTUM True Wireless 3」と、

オーディオテクニカ「ATH-TWX 9」は、

「僕の好みはさておき、音は良いですよ」という訂正記事でした。

 

ちなみに、この後、

王者「FoKus PRO」を、もう一度試聴してみたが、やはり良い音であるし、まさに横綱級であるのは間違いない、と思った次第。

 

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けど、やはり(おいおい、またかよ)、

2回目の試聴においても、

「もう音質ならこれしかない!他のは全部ダメだよ!」とはならなかった。

 

ま、ゼンハイザーオーディオテクニカを「そんなに音が良くない」と、

早とちりレビューしてしまう、名もなき浪速のクソ耳野郎の意見なので、

もはや何の参考にもならないと思いますが(笑)。

 

あ、けど、これだけは確実に言えることがある。

 

今回は、数千円台から1万円台中間くらいのイヤホンも色々試したが(もう書く余力が残ってないので、その辺は割愛します)、

そのあたりの価格帯の完全ワイヤレスイヤホンの音質に関しては、

やはり、どう頑張っても3万円前後台、あるいはそれ以上の価格帯のものには勝つことはないんだな、と確信した。

 

まあ、僕が言うまでもなく、

そんなのは当たり前の話で、勝ってしまったらおかしい話なんだが。

 

前回の記事と同様、皆さんには、

価格を始め、あらゆる機能の比較をした上で、

自分なりにベストと思える製品を買っていただければ、と思います。

 

という事で、今回も最後まで読んでいただき、

ありがとうございました。

完全ワイヤレスイヤホンとしては破格の、5万円超えのイヤホンで音楽を聴いてみたら・・・

 

お久しぶりです。

シンゴです。

突然のブログ更新無期限休止宣言から、

およそ1ヶ月弱。

 

「更新復活」という事ではございませんが、

今回は、イヤホンを試聴した話を何となく書きたくなったので、久しぶりに投稿します。

 

この投稿をきっかけに、また都度更新をしていくかどうかは、自分でも不明です。

何も決めていません(笑)。

 

なお今回の記事は、

ワイヤレスイヤホンを始めとする様々な音響製品やIT製品のレビューを、

動画サイトやブログで数多く発信している、

いわゆる「ガジェット系レビュアー」さん達のような「ガチ」な記事ではございません。

 

そして、この記事が、

特定のメーカーの、特定の製品を推すためのステマ記事のように思われるのも癪(しゃく)なので、

商品画像こそあれど、記事内に通販サイトのリンクなどは一切貼っていません。

 

「音楽好きの、一人の名もなき男の、独断と偏見に基づいた日記」

というスタンスで書くつもりなので、

読者の皆さんの中で「自分の持っている製品が正当に評価されていない」とお感じになっても、どうかお怒りにならないでください(笑)。

僕自身は「こいつの耳はセンスがない」と思われても一向に構いませんし、

肩の力を抜いて「そんな意見もあるのね」と、気楽に読んでいただけたら幸いです。

 

では、本文に移りますが、ここから先は、

以前の映画レビュー時のように「ですます」口調を排して書き綴っていますので、ご了承下さいませ。

 

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10月12日、大阪を代表するメディア街であり、サブカルチャー発信地でもある日本橋の、

とあるイヤホン専門店に、

市場価格が2万円台後半を下らない、

いわゆる「ハイエンドクラス」と呼ばれる類いの完全ワイヤレスイヤホンを、

いくつか試聴しに行った。

 

現在、僕が所有しているのは、

テクニクスの「EAH-AZ60」。

 

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市場価格は、この記事を書いている現時点で2万7千円前後。

 

ノイズキャンセル、外音取込み、マルチポイント機能搭載・・・と、

いわゆるこの界隈で「全部入り」と呼ばれる部類に入るイヤホンである。

 

音質は非常に気に入っている。

 

音の解像度が高く、非常にメリハリの効いた音を楽しめるイヤホンとして、

買った当初から大いに気に入っているのだが、

ノイズキャンセルと外音取込み機能に、

いささかの物足りなさを感じているのが正直なところ。

 

音楽をじっくり聴きたい時には、

このEAH-AZ 60を今後も使用していきたいとは思っているものの、

仕事の休憩時間には、

人の行動によって起こる物音や、その他様々な環境音から隔離された静かな環境で過ごしたい、

と思っている人間なので、

強力なノイズキャンセリング機能を備えたイヤホンを、

これとは別にひとつは持っておきたい、

と考えていたわけである。

 

という事で、筆頭候補に上がるのが、

先月下旬に発売されたアップルの「AirPods Pro 2」と、

BOSEの「QuietComfort Earbuds II」である。

 

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僕はiPhoneApple Watchを普段愛用しているのだが、

アップル製品持ちとしては、

先月発売したアップルのAirPods Pro 2の性能については、

やはり気になるところ。

 

そして、これらの商品に加えて、

今回僕が考えていた商品購入の動機と、

いささか方向性が異なるのだが、

NOBLE社の「FoKus PRO」という製品についても前から気になっていた。

 

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これは完全ワイヤレスイヤホンとしては破格の

市場価格5万円超えの製品でありながら、

ノイズキャンセルも外音取込みもなし。

 

おまけに防水性能もなし(さすがに電話などの通話はできる)という、

まさに「持てる力を音質の追求に全振り」した、ある意味かなり極端な製品である。

 

というわけで今回は、行ったついでにという事でもないのだが、

この上記3製品以外にも、他の色んなメーカーのイヤホンを試してみた。

 

ちなみに試聴に使用した曲は、

僕が愛してやまないPassCodeの名曲中の名曲「ONE STEP BEYOND」である。

 

 

再生環境は、すべての製品をApple Watchとペアリングして聴いている。

 

再生コーデックとしては、

Apple Watchの親機がiPhoneなので、AACという事になるのだが、

ここからの記述が重要で、

これは現在進行形で僕が実感している、僕のほぼ間違いない感覚として、

完全ワイヤレスイヤホンは、iPhoneApple Watchを所持しているアップルユーザーの場合、

iPhoneBluetooth接続するよりも、

Apple Watchと接続して、ミュージックリストの中の『iPhone上』ではない、Apple Watch側からのリストから再生すると、どのワイヤレスイヤホンを使用しても、なぜか音の解像度が上がる」のだ。

 

これについては、

僕も今年の3月にApple Watchを購入して、色々といじっているうちに「あれ?こっちの方(Apple Watchと接続)が音良いぞ」という事に気がついたのだが、

なぜApple Watchと接続した方が「音が良くなる」のか、

未だに原因が分からないし、

ネットで検索しても、このような実例を述べたページを見つけた事がない。

 

Twitterで、この現象を述べたツイートをしたところ、

数人の方から「いいね」をされたので、

僕の推測に過ぎないが、

その方たちも僕と同じ事を実感されている可能性が高いと思われる。

 

誰か、この謎の現象について知っている方がいらっしゃれば、是非ご連絡をいただきたいと思っている(実はこの件について後日、原因が判明。詳細は以下のリンクの記事で↓)

https://shingosan.hateblo.jp/entry/2022/11/16/231721

 

さて・・・、前置きはこのくらいにして、

本題に移らせてもらうが、

今回試聴したイヤホンについての感想は、
あくまで「僕はこう感じたよ」という自身の個人的感覚によるものなので、
ワイヤレスイヤホンをお探しの方は、
僕の意見は参考程度に留めておいて、是非、実機を手に取って試聴してもらえたら、と思う。


まず、記事タイトルにもある破格の5万円超えイヤホン、

NOBLE「FoKus PRO」の感想を、結論から言おう。

 

NOBLE「FoKus PRO」の音質は・・・
「あ、こんなもんなんや」である(笑)。

 

この製品については、

イヤホン界隈ではそれなりに名の知れている、とあるユーチューバーの方が、

この製品に対して「鳥肌が止まらない!」と興奮と共に感想を述べており、

僕も「そんな代物なら、俺も聴いてみたいわ」と思って試聴してみたのだが、

僕のファーストインプレッションとしては、

「ほーん・・・。まあ良いけど・・・それでもこんなくらいかあ・・・」と、

ちょっと拍子抜けである。 

 

他の多くのユーチューバーのレビューでも、

「音の圧はすごい」し、

「音の密度は濃い」し、

「音の解像度」も高いと、皆一様にこの製品を褒めている。

 

確かに「高品質」である。

 

しかし、正直な感想として、

これなら僕が現在所有しているテクニクス「EAH-AZ 60」も決して負けていないぞ、と思ってしまった。

 

今回はあくまでも「店内での限られた時間内での試聴」という事もあって(あんまり長居すると、他のお客さんやお店に迷惑をかけるからね)、

色んなジャンルの色んな音の傾向の曲を試せたわけでもないし、
各製品のアプリのイコライザーをいじっていない「フラット」な音で聴いていて、
NOBLE社曰く「50時間から100時間の使い込み(いわゆるエージングというやつ)で、この製品は本来のポテンシャルを発揮する」

という事なので、
一概に「テクニクスの方が良いんじゃね?」とは言い切れない部分があるとは思うが、
個人的には思ってたより「凄い差」は感じなかった。

 

なので、これに5万円以上は今回は出さないかな?

 

良い音なのは間違いないとは思うが・・・。

 

ちょっとこれについては、

事前に良い評判を見聞きしすぎて、自分の中でハードルが上がり過ぎたのかもしれない。

 

ただ、もしこの時点で「これはすげえええ!」となっていたら、

当初の動機に当てはまらない「イレギュラーな買い物」をしてしまった可能性があるので(なんせ5万円以上のイヤホンである。しかも完全ワイヤレスは有線イヤホンと違って、バッテリーが寿命を迎えれば、ただのゴミと化すのだ)、

この時点で「ま、今回は見送りやね」となったのは、

自分の資産を防衛したという意味では、良かったのかもしれない(ポジティブ)。

 

というわけで、NOBLEは以上である。

 

そして次に試してみたのが、
ゼンハイザーの「MOMENTUM True Wireless 3」。

 

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画像では確認できないが、現時点での市場価格は3万6千円ほど。

 

これも、業界やユーザーの間では「最高音質」とされている機種なのだが、

僕の印象では「音うっすいなあ・・・。なんか、いまいちパワーがないなあ」である。

 

音の解像度は確かに高いと思うが、
いかんせんパワーを感じない。

 

今回、試聴に使ったPassCodeのような「圧が強め」の楽曲ではなおさらである。

 

もしかしたら、このイヤホンの繊細な音は、
ジャズやクラシック、あるいはポップスでも、バラード調でボーカルメインに聴かせる楽曲なんかと相性がいいんじゃないのかな?と思ったりした(めちゃくちゃ素人感溢れる意見ですみません。見当違いかもしれない事は認めます)。

 

次は、
BOSEの「QuietComfort Earbuds II」。

 

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こっちも価格は3万6千円前後。

 

「世界最強のノイズキャンセリング」が売りの、
ついこないだ発売されたばかりの新製品である。

 

さっそくケースから取り出し、

耳に装着すると「ブォン」という効果音が広がり、
次の瞬間訪れたのは・・・明らかな「静寂」である。

 

「うわ・・・。すげぇ・・・・」

 

お店の中は基本静かめで、客も少なく、

「喧騒」というレベルにはほど遠い環境ではあったが、
着けて間もなく「周りのあらゆる雑音が消える」この感覚は凄い。

 

もちろん「全くの無音」ではないが、
「これが世界最強のノイキャンか・・・」と、
ちょっとこれは感動するレベルである。

 

背中側から普通の声の大きさで誰かに声を掛けられても、

すぐには気がつかないレベルにまで
周りのノイズをカットしているように思われるので、
これを着けて街を歩いていると、
後ろからやってくる自転車や車に気が付かず、
少々危ないのではないか?と妙に不安も覚えるのだった。

 

音質については、

実はあまり期待していなかったが
(期待していなかった分、ハードルが下がったのかもしれないが)、
思いのほか自分としては結構好みの音である。

 

多くのレビューで見られたように低音の出具合が非常に気持ち良い。

 

解像度や分離感という観点では、

やはりテクニクスEAH-AZ 60にはあと一歩及ばない感じだが(あくまで僕の印象です)、
「これはこれで、聴いていて楽しい」と思える音だった。

 

少し残念なのは、外音取込みモードにした時に、
まわりの音が若干小さく聞こえた(ように感じた)ことと、
外音取込みとノイキャンを切り替える時に長押しタップをするのだが、
この長押しをしている少しの時間が、ちょっと気持ち長く感じてしまう。

 

このあたりの切り替えは、

パッ、パッとワンタップで乗り切りたいところ。

 

その点、EAH-AZ 60は、
ワンタップで切り替えられるように設定できるので、非常に楽である。

 

しかしEAH-AZ 60のノイキャン性能は、BOSEのそれに遠く及ばない。

 

BOSEが100点満点中で、

99.5点だとすると、
EAH-AZ60は、70点くらいか。

 

できるだけ静かな環境で、

YouTube動画を見たい、

英語のリスニングをしたい、

音楽を聴きたいと思っている僕には、
今回のBOSEは、かなりアリだ。

 

イヤホンの装着感もすごく良かったし、
ケースが若干大きいかな?と思うものの、
イヤホン本体含めてデザインもカッコいいと思うので、

今回試聴した事で、ちょっと欲しくなっている自分がいる。

 

そして次に試聴したのは、
ギターアンプの老舗メーカーとして、

プロアマ問わずギターを弾く人間ならまず知らない人間はいない、

と断言できるマーシャル社の「Motif A.N.C」。

 

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価格は2万9千円前後。

 

音は良い。かなり良いと思う。

 

低音域、中音域、高音域それぞれが非常にバランスよく鳴っており、音の粒立ちも明瞭。

一言で言うと「とてもハツラツとした音」である。

音質は今回、試聴した中で一番好きかもしれない。

 

ケースもコンパクトで、デザインや質感も、

あのマーシャルアンプの雰囲気が反映されているような感じで、
個人的には目を引くものがあったのだが、
少し気になったのは、
イヤホンが若干取り出しにくく感じた事と、

そしてケースに収納する時も、ちょっと収めにくさを感じた事(収める時は、イヤホンの向きをどちらにすればスッとスムーズに収まるか、一瞬わからなかった。まあ、もちろん一瞬だが)。

 

この辺りについては、

使い慣れればどうって事はないのだろうが、
完全ワイヤレスイヤホンの強みや醍醐味は、
「取り回しの良さ」であると思っているので、
この(僕にとっての)取り出しにくさと収めにくさは、少々気になるところだ。

 

最初に紹介したNOBLE「FoKus PRO」も若干取り出しにくかったが(指が滑る。収めにくさについてはそうでもない)、
マーシャル「Motif A.N.C」は、
その収納の煩わしさが減点である(※注 実はこの「取り出しにくさ」については、後に僕の勘違いにより、誤認があった事が判明。詳細は10月20日更新の記事に書いておりますので、気になる方はそちらを是非ご参照ください)

 

音が良かっただけに惜しい。

 

そして次に試聴したのは、
オーディオテクニカの「ATH-TWX9」。

 

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そのデザインの独自性や音質の良さ、
イヤホン本体をケースに収めた時に、紫外線照射による除菌機能が搭載されているなど、
発売当初から話題になっていた製品である。

 

価格は3万円前後。

 

結論から言うと、僕としては今回紹介した中で、
これは一番「ない」。

 

音質は僕の耳には全体的に軽く感じ、

一聴して「あ、これはないわ」だった。

 

ケースの形は独特で(なんかこんな形の、カスタードクリームを挟んだ美味しいお菓子があったが、名前が思い出せない)、
そこは一瞬そそるものを感じるが、
他の機種よりもひとまわり大きいので、

普段、仕事に行っている日は、
イヤホンをワイシャツのポケットに入れておきたい自分としては、これはデカすぎる。

 

これで音質がズバ抜けて自分の好みだったら、
迷ったところだが、
一瞬で「こりゃないね」だったので、もう2度と手をつける事はないだろう(残酷)。

 

次は、AirPods Pro2。

 

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iPhone、そしてApple Watch持ちとしては、
やはり意識せざるを得ない製品。

 

ペアリングを経て耳につけた瞬間、
これまた「静寂」が訪れる。

 

装着と同時に、ハッキリとノイズキャンセルが発動したと感じられるのはBOSEと同様であり、
その能力はやはり評判通りである。

 

さすがに世界最強を謳うBOSEには一歩劣るが、
「これがAirPodsのノイキャンか・・・」と、
初代のAirPods Proを所有したことがないので、
比較はできないのだが、
この静寂ぶりには大いに満足である。

 

そしてAirPodsでしか味わえない、
間違いなく世界最高の「外音取込み」機能も、
「あ〜、これがウワサのヤツか〜」と、その性能に納得である。

 

「まるでイヤホンを着けていないかのように、クリアにまわりの音が聞こえる」という評価には、確かに頷けるものがある。

 

個人的には、

流石に「つけていない状態と全くもって変わらない」とまでは感じないが、
EAH-AZ 60の、いかにも「マイクでまわりの音を拾ってます」的な、
「若干いびつに感じる外音取込み」に比べると、
AirPodsのそれは、断然に快適である。

 

初代の時には「音楽を聴く代物ではない」と揶揄された問題の音質も、
これまた初代を使用した事がないので、
比較するような意見は述べられないが、
「・・・うん、まあ悪くないかも。これはこれで良いんじゃない?」と、僕には思えた。

 

正直言って、音質はEAH-AZ 60にはやはり及ばないが(もしこれで音質も最高なら、AirPods Pro 2は神機中の神機だろう)、
低音もそこそこの量感があるし、
音の解像度もそこそこに良い。

 

中音域から高音域にかけての音の伸びというか、明瞭さというか、

パワー的なものは明らかに物足りなさを感じるが、
この「圧の感じなさ加減」については、

良く言えば、誰もが聴きやすいと思える最大公約数的な地点に着陸させた、

という感じか。

 

軽快な音ではあるが、低音がそこそこに効いているので、

ゼンハイザーオーディオテクニカのように「スッカスカ」には感じなかった(はい、ここが今回一番の問題発言かもしれません。ゼンハイザーファン、オーディオテクニカファンの方には先に謝っておきます。ごめんなさい。異論はそりゃもう認めます。けど、ほんとにゼンハイザーオーディオテクニカの音は、僕の耳には「???」でした)。

 

AirPods Pro 2という製品の出来に関しては、
阪神に在籍した(している)バッターに例えると、
「金本や、福留のようなカリスマ性はないが、
鳥谷や近本のような優等生っぽさを、ほのかに感じさせるレベルまでは行っている」という感じ(どんな例えやねん)。

 

ちなみにBOSEは、

ノイキャンについては、王貞治ランディ・バース落合博満である(例えが僕のオッサンぶりを反映しすぎ)。

 

今の選手で言えば、ヤクルトの村上や、ヤンキースのアーロン・ジャッジと言ったところか。

 

あのBOSEのノイキャンは、

近代の音響テクノロジーの一つの到達点と言えるかもしれない。

 

最後に試聴したのは、
これはもう「定番」ないし、

「迷ったらこれ買っとけ」と言われる地位を確立した感のある、ソニーの「WF-1000XM4」。

 

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現在の価格は、2万6千円台ほどになっており、
発売当初に比べると、ハイエンドクラスのワイヤレスイヤホンとしては、
かなりお買い得感が出てきたと言えるだろう。

 

音質は良い。

普通に良い。

 

とにかくクセがなく、低音、中音、高音が素晴らしくバランス良く鳴っている印象。

 

ノイズキャンセリングも素晴らしい。


BOSEのあの着けた瞬間の衝撃は感じなかったが、

僕の感覚ではAirPodsと互角くらいのノイズ除去を感じたので、これも申し分なし。

 

もしかすると、この製品のノイズキャンセルについては、

フィット性に富んだ独自のウレタン製のイヤーピースの力を借りている部分もあるのかもしれないが、

何にせよ雑音の遮断能力は優れているので、

繰り返しになるが、申し分なしである。

 

「そりゃこれは売れるわな〜」という印象である。

 

あえてケチをつけると、

音質については、この「クセのなさ加減」が、
音について何らかのこだわりを持っている人によって、

「個性を感じず、面白みがない」と指摘されるかもしれない。

 

あと、気になったのが操作関係である。

 

この製品は、曲の再生停止、音量調節、曲の送り戻しや、ノイキャンと外音取込みの切り替えなどの全ての操作を、
イヤホン本体だけで完結させる事ができないようである。

 

とてもざっくりした説明をすると、
右のイヤホンに再生関連のコントロールを入れて、
左のイヤホンに音量操作コントロールを入れてしまうと、
イヤホン本体からの操作で外音取込みやノイキャンの切り替えが使えなくなる・・・といった感じである(使い込んだユーザーではないので、間違ってたらごめんなさい)。

 

これは如何なものか。

 

ハイエンドクラスのイヤホンは、
この点をクリアできているものが多いと思われるので(僕のEAH-AZ 60もイヤホン単体で全ての操作が可能である)、
これは非常に残念であると思う。

 

よって、これも非常に優れた製品である事は認めるものの、

今回の選択肢としては「無し」である。

 

というわけで、次に購入するイヤホンは、
現時点では「AirPods Pro 2」にほぼ決まり・・・なのだが、
今回、全くのノーマークだったBOSEのノイキャンに心を奪われている自分がいる。

 

音質も思いのほか嫌いなものではなかったし、
まだ、うっすらと迷いのような気持ちが残っている。

 

昔から、音響関係は凝りだすと「沼にハマる」と言われているが、
自分はすでに、もうその一歩を踏み出してしまったのかもしれない。

 

とまあ、長々と書いてきたが、
今回、実感したのは「音を扱う製品は、試聴は本当に大事」という事である。

 

どの音を「良い音」に感じるかなんて、
ぶっちゃけ「人それぞれ」なので、
自分の耳で聴いて「自分が良いと思ったものを選ぶのが、結局のところ最善」という事なのだろう。

 

ま、NOBLEについては、僕としては肩透かしを喰らった感は半端なかった。

 

そして、今回試聴に出かけて分かったことは、
テクニクスEAH-AZ 60は超優秀」という事である(あくまで僕の意見ですよー)。

 

これからもテクニクスの製品には期待したい。

 

という事で、今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

始めにも書いたように、次の更新は全くの未定です。

また気が向いたら書きますね。

ではまた。

ブログ更新無期限休止のお知らせ。

 

読者の皆様へ。

 

いつも「シンゴさん日記」をお読みいただき、ありがとうございます。

 

突然ではございますが、

前回の記事をもちまして、当ブログの更新を

期限を決めず休止する事にいたしました。

 

映画レビューなどを中心にさまざまな記事を書いてきましたが、

「ブログで自分の思った事を書き綴る」という行為に、

自分の中でひと区切りついたというか、

最近、「うーん、ちょっと(いや、かなり)書くのに疲れたかも・・・」

という思いが大きくなってきたので、

休止する事を決めました。

 

以前にも、休止を宣言したことがあり、

その時は、数日ですぐに休止を撤回したりしましたが(笑)、

今回は本当に休止します。

 

記事の更新を楽しみにされていた読者の皆様には、誠に申し訳ないですが、

前回の記事をもちまして、

当ブログは「事実上の最終回」となります。

 

閉鎖するわけではないので、

記事はこのまま閲覧できる状態にしておきます。

 

また僕の中で、

「どうしてもこれは書いておきたい」という事が発生すれば、

唐突に更新する事があるかもしれません。

 

今まで読んでくださった皆様には、

本当に感謝しかないです。

ありがとうございました。

 

シンゴ

「燃ゆる女の肖像」(ネタバレあり) まさにフランス映画以外の何物でもない、フランス映画中のフランス映画。印象的なカットが数多い一本ではあったが・・・。

 

今回の記事には、部分的に内容を明かした記述があります。

作品未見の方はご注意ください。

 

9月11日、自宅で「燃ゆる女の肖像」を鑑賞。

 

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日本公開は2020年。

製作国はフランス。

 

--------

 

18世紀後半のフランス。

 

女性画家であるマリアンヌは、

ブルターニュの孤島の屋敷に住む貴婦人から、

「近々、見合いの予定を控えている娘の肖像画を描いてほしい」と依頼され、

一人船に乗り、その屋敷を訪れる。

 

婦人の娘の名は、エロイーズという。

 

エロイーズには元々、姉がいて、

その姉は、ミラノの貴族の男性と結婚する予定ではあったのだが、

結婚を前に自殺してしまい、

妹であるエロイーズが、姉の代わりに嫁ぐことになったのである。

 

エロイーズの肖像画は、

完成すれば結婚相手に送られるのだが、

結婚を望んでいない彼女にとって、

それは苦痛以外の何ものでもなく、

以前に屋敷に来た男性画家に対して、

エロイーズは自分の顔を描かせなかったという。

 

そのような事があったので、

エロイーズの母である婦人は、マリアンヌに対して、

「画家という職業を隠して、娘の散歩相手として数日間を過ごし、その際に娘の顔を観察して、絵を仕上げてほしい」

と依頼する。

 

婦人に言われた通り、

マリアンヌは、表面上はただの散歩相手として、

エロイーズと接することになるのだが、

エロイーズが吐露する内面の苦しみに触れるうちに、

次第に彼女に惹かれていく自分を見出すのであった・・・

という、あらすじ。

 

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この作品を一言で表すと、

まさに「フランス映画中のフランス映画」

といったところか。

 

楽器の演奏や、女性たちによる合唱のシーンなど、

「登場する人間が奏でる音楽」が流れる場面というものは存在するのだが、

基本的に、後から映像に添付されたBGM、

といった類いのものは、

全くと言っていいほど無く(いや、僕の記憶では全く無い)、

作品の舞台、ストーリー進行のテンポ、

会話における間(ま)など、

どこを切っても「純度100%のフランス映画」というレベルに達している、

生粋のフランス映画だと言える。

 

美しい映像によってもたらされる、

「絵画的」とも言えるカットを織り交ぜたシーンの数々は、

抑圧された心を持って暮らしてきたエロイーズが、

遂に自分を解放するまでの過程と、

エロイーズを理解したいと思い始めるマリアンヌの心情の変遷を、

あからさまで視覚的に訴える性描写や、

直接的で情緒に欠けるセリフの応酬に頼る事なく、

非常に丁寧に、繊細に描いている。

 

そう、この作品は、何もかもが非常に「丁寧」に表現されている。

 

この手の映画は、

恋愛対象として対峙し合う2人の人間の描き方・・・、

具体的に言うと、

「2人のセックスの描き方」をどう扱うか?という点で、

監督や脚本家の手腕、センスが問われる、

と僕自身は考えるのだが、

主役の女性2人の交わりについては、

行為の詳細を、あまりダイレクトなかたちで描いたりしていないところに、

個人的に好印象を抱いたし、

「決して成就する事はない恋」を描いた映像作品としても、

高レベルの完成度と、センスを携えた作品である事は間違いないだろう。

 

今作を見ていて、個人的に思い出したのが、

アンモナイトの目覚め」という作品。

 

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(公開時期としては「アンモナイトの目覚め」の方が、「燃ゆる女の肖像」より後なのだが、僕の見た順番としては、去年見た「アンモナイトの目覚め」の方が先なので、「思い出した」という表現を使わせてもらった。)

 

これも「女性同士の恋愛と性愛」を描いた作品なのだが、

あれと比べると、

「上品さ」という点においては、

完全にこの「燃ゆる女の肖像」に軍配が上がる。

 

アンモナイトの目覚め」は、

この手の作品としては、ちょっと性描写が激しすぎる感じがして、

そこだけが妙に浮いている印象を受けてしまったし、

ラストの「結局は、経済面で何一つ苦労していない上流階級側の人間の短絡的発想で、全てがご破算」というオチが、

個人的に、若干チープに思えた作品であった。

それに対して、

この「燃ゆる女の肖像」における、

2人の別れからラストシーンを含めた、

一連の流れは、かなり良いと感じた。

 

これ以上のネタバレを避けるため、詳細には書かないが、

特にラストシーンは、

「実のところ、相手に対する思いを断ち切れていないのだけれど、

『この恋は、決して実らない運命にあることを内心どこかで分かっていた』という事実を、

自制心を振り絞って、自らに言い聞かせているように見えるエロイーズ」

を、彼女の表情の変化だけで描き切っているところが凄い(この部分に関しては、完全に僕個人の解釈であり、他の方が見たら、また違った解釈をされると思う)。

 

・・・と、ここまでかなり高評価を匂わせる書き方をしたが、実のところ、

僕の今作に対する評価は、

100点満点で、65点。

 

実は、正直に言うと、ところどころ眠たかったっす(笑)。

 

「上品」かつ「丁寧」で、

なおかつ「センスが高く」、

「よって映画としての完成度が高い」のは、

それはまさに、その通りと言えるのだが、

個人的には、

テンポ面といったところで、

もう少し、ポンポンポンッと物語が進んでいく感じが欲しかったなあ、と思った。

 

今作は、ウィキペディアを見る限りは、

多くの批評家から絶賛されているらしく、

一般的にも高く評価しているレビューが多く見られる。

 

しかし、僕の印象としては、

「確かに完成度は高いと思うが、そこまで・・・そこまで絶賛するほどか?」

という感じだ。

 

繰り返しになってしまうが、

今作は「品があって」、「ハイセンスで」、

「全てが丁寧に作り込まれている」のは間違いない。

 

しかし、

「ちょっ・・・なんか長くない?これ・・・」

とも思ってしまったし、

今作のポスター画像にも書かれている「映画史を塗り替える傑作!」は、

僕的には、さすがに言い過ぎであるような気がして仕方がない。

 

というわけで今回は、

「決して悪くないし、映像作品としての完成度が高い事は認めざるを得ないが、

かと言って、褒めちぎるほどのものとも思えない、という感想を数値化したら、これくらい」と言えるような、

65点という微妙な点数を付けさせていただいた。

 

ちなみに、途中、

「屋敷に仕える召使いの女の子が中絶する」

というエピソードがあって、

これに関するシーンの数々が果たして、

今作のストーリーの中において、

本当に必要だったのかどうか、

僕としては疑問に思うところなのだが、

それはそれとして、

この一連のシーン自体は、かなり印象に残っている。

 

「えー・・・・この時代の堕胎ってこんな感じなんや。

なんか、色々すげえな・・・」と、

少しばかり驚いた。

 

という事で、

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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「AKAI」 現在、俳優・タレントとして活躍する赤井英和の「浪速のロッキー」時代を振り返る貴重なドキュメンタリー。

 

9月9日、なんばパークスシネマにて、

AKAI」を鑑賞。

 

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2022年公開。

製作国は日本。

 

赤井英和氏の息子である英五郎氏が、

本作の監督を務める。

 

新型コロナウイルスの蔓延による緊急事態宣言によって、

ほぼ全ての仕事がストップした赤井英和氏であったが、

この外出自粛期間の間、自宅にて、

息子・英五郎氏が回すカメラの前で、

かつて「浪速のロッキー」と呼ばれた、

自身のプロボクサー時代を語っていく。

 

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現在45歳で、長年大阪に住んでいる僕であるが、

大阪人である僕にとって、

赤井英和氏はとても馴染み深いタレントである。

 

赤井氏より、一回り半も年下の若輩者である僕が語るのも甚だ恐縮ではあるのだが、

一見コワモテでありながら、

いったん口を開くと、明るい笑顔を見せて、

時折、茶目っ気溢れる表情で人を笑わせようとする赤井氏は、

僕にとって、とても魅力的な方だ。

 

しかし僕は、

赤井氏がボクサーとして現役だった頃の勇姿を、

リアルタイムで見た事がない。

 

いや、もしかしたら、僕の父親がボクシング好きだったので、

「ボクサー赤井英和」を、

当時のテレビで一緒に見ていたのかもしれないのだが、

その頃の僕は、まだよちよち歩き、もしくは幼稚園に通っていたくらいの子供だった、

という事もあって、

リングに上がる赤井氏の姿は、

鮮明な記憶としては、僕の脳裏に何一つ残っていない。

 

赤井氏が、その半生において、

どのような経緯を経て、ボクサーから芸能界の道へ進んだのかは、

昔見た何かのテレビ番組などで、一応は知っていたが、

今回あらためて当時の貴重な映像を、

満載にフィーチャーしたドキュメンタリーというかたちで、

赤井氏のかつての勇姿を見れた事に大満足である。

 

本当に「こんな映像まで残っているのか?!」と、その貴重な映像の数々に感慨深いものを覚えるし、

当たり前の話だが、

赤井氏の若かりし頃の声質、話し方が、

とにかく色んな意味で若い!(そりゃそうだ。若いのだから笑)

 

そして、中高年以上のボクシングファンなら、

ほぼ誰もが知っているであろう、

かつて赤井氏のトレーナーを務めた、

エディ・タウンゼント氏も、映像に数多く登場する。

 

(↓エデ・タウンゼント氏)

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その中で、

赤井氏が試合中に負った大怪我により、

引退という選択を余儀なくされた時の、

エディ氏が赤井氏に語りかけた

「(引退したら)これから、本当の友達がわかってくるよ」という言葉には、

思わず泣きそうになった。

 

エディ氏は、

「友達には、良い天気の時の友達と、悪い天気の時の友達がいるね」

といった表現をしていたが、

これは要するに、世間の注目を浴び、

華やかな栄光の元にある時に寄ってきている友人よりも、

逆境の只中にいる時に、寄り添ってくれる友人こそ真の友人である、

という事を言っているのだろう、

と僕は解釈した。

 

作品中、

赤井氏の、俳優としての初の映画主演作「どついたるねん」の映像も登場するが、

この頃すでに赤井氏の顔が、

ボクサー時代の頃の顔から、

完全に「俳優の顔」になっている事に驚く。

 

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ボクサーという職業も、

「人に見られる」「世間に顔をさらす」という意味では、

芸能人と似た部分があるのかもしれないが、

芸能界のように「人に見てもらう事を第一義に置く世界」へと、

人生のステージが変わった時、

「こうも人の顔というのは変わるものなのか」と、

ボクサー時代とはまた違った、

俳優としての圧倒的な存在感の付き具合に、

とても驚くものがあった。

 

少し個人的な欲を言えば、

世界戦で敗退した後の失踪騒動の話や、

人生を変えた試合で対戦した、

大和田正春氏について今思う事など、

そのあたりの、もう少し深掘りした話というものも聞きたかったところ。

 

このあたりについては、

語り手と聞き手が「親子関係」にある、

という事で、

やはり無意識的に、

多少の「照れ」や「遠慮」と言ったものが生じ、

込み入った話に発展しなかったのかもしれないし、

或いは、インタビューの撮影はもっと長くしていて、

そういった事を語ってはいたものの、

今回は、監督の判断でカットされたのかもしれない。

 

実際のところは、

門外漢の僕には知る由もないが、

全体を通して、

インタビュー部分に若干の物足りなさを感じたのは正直なところである。

 

今作に対する僕の評価は、

100点満点で、82点。

 

この時代を知っている大阪人にとっては、

懐かしい映像満載のこのドキュメンタリー。

 

ボクシングの試合や、

ボクサー時代の赤井氏のインタビュー映像からも、

当時の時代の空気感が伝わってくる、

良質のドキュメンタリーである。

 

ここまで「大阪に愛された」ボクサーは、

今後もう二度と出てこないのではないだろうか?

 

という事で、今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。