シンゴさんの、ふとしたつぶやき。

100点満点採点で映画を評価した記事と、あと他愛もない雑談と。

【ネタバレなし】「ダム・マネー ウォール街を狙え!」 株式投資は、命が惜しければ、基本的に現物買いで行きましょう。

「ダム・マネー ウォール街を狙え!」を鑑賞。

100点満点で、50点。


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2021年にアメリカの株式市場で起きた「ゲームストップ事件」を描いた作品。


多くの日本人で、この「ゲームストップ事件」を知っている人は、恐らく少数派ではないかと思う。


日本で株式投資を行っている人の中でも、
常日頃から金融市場のあれこれに関心を示している人以外は、「ゲームストップ?何それ?」という感じかもしれない。


この記事では、ゲームストップ事件を私見を交えて詳しく述べることに字数を割くつもりはないので、端的に言うと、
個人投資家たちが一致団結するようなかたちで、到底上がるとは思えない銘柄(ゲームストップ株)を買い、短期間で異常とも言える株価の乱高下が発生した現象」である。


詳しく知りたい方は、こちらの記事を読んでいただくと大体の概要がわかる(↓)

https://hedgefund-direct.co.jp/column/hedgefund/individual-investorshedge-funds/


映画の感想だが、
まずは基本的な株式投資の知識はあった方がより楽しめるかな、とは思った。 


けど、どうだろう?


アメリカではどうだったか知らないが、
これは日本ではヒットしないような気がする。


僕自身もこの騒動が起きた当時、
株式投資を少しかじっていて(もう今は、個別株はほぼ撤退状態)、
リアルタイムの記事を見て、「うわあ、すごい事が起こったな」と驚いた者の一人なのだが、
いざそれが映画になったという事なので見てみたら、
「まあ、別に株をやっていない人からしたら、『へえ、そんな事があったんだ』程度のことじゃねえか?これ」と、
妙に冷静なテンションになってしまい、
正直、そんなに面白く感じなかった。


何よりも致命的なのは、作品内の個々の人間ドラマが、
全然ハートを揺さぶらないというか、何一つ面白く感じなかったんだよなあ・・・。


あと、ここ何年ものハリウッド映画って、
なんだかやたらヒップホップをBGMに絡めた演出が多いような気がするのだが(別にヒップホップが嫌いなわけではない)、
この作品も、そんな最近のテンプレ演出がしつこいくらいに繰り返されて、
そういうのも「もういいよ」と思ってしまった(一方でヒーローものは、判で押したようにハードロックやメタル系が使用されて、これもなんだかな、である。「またブラックサバスの曲使うのかよ」みたいな。ちなみに僕は、ブラックサバス自体は大好きです)。


僕が色々な映画を見すぎてひねくれてしまっているせいなのか、
それともアメリカ映画界が低調期に入っているのか、よくわからないが、
最近のハリウッド作品は、なんだか面白く感じるものが少ない。