シンゴさんの、ふとしたつぶやき。

100点満点採点で映画を評価した記事と、あと他愛もない雑談と。

(オチ以外でほんの少しネタバレあり)「カラオケ行こ!」 X JAPANの「紅」は、裏声で歌ってはいけません。

 

「カラオケ行こ!」を鑑賞。


100点満点で、70点。



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原作漫画の存在は知っていたが未読。


そこそこに楽しめたし、面白かった。


歌が上手くなりたいヤクザが、
合唱部所属の中学生に指導を仰ぐという、
漫画ならではの設定とも言える内容で、
その時点ですでに可笑しみを感じるのだが、
ヤクザが愛して止まない曲が、
X JAPANの「紅」というところが、かなりいい所をついている。


声に出さずとも、心の中で「クスッ」となるようなタイプの笑いが散りばめられているが、
中盤あたりの、ヤクザの組員達が一人一人順番に歌っていって、
中学生から一言ずつ歌唱指導を受けるシーンについては、流石に声を漏らして笑ってしまった。


割と万人受けしやすいタイプの作品だとは思うし、
全体的にソツなくまとまっているが、
そのソツのない感じが、逆に僕にとっては少し物足りなかった部分でもある。


ちなみに綾野剛を見ると、
蒸し返すようで申し訳ない気持ちもあるが、個人的にはどうしても、
かつてガーシーがYouTubeで発信したアレの件を思い出してしまう。

まあ、「アレはアレで、コレはコレ」と思いながら見ていたが。


あと、映画の評価とは関係無い話で恐縮なのだが、
僕の両隣に座っていた方(右側が40代後半くらいのおばさんで、左側が60代くらいのおばさん)が、
両方ともゲラというか、笑いのハードル設定がけっこう低い方のようで、
まあ別に何を面白いと思うかは人それぞれだから、
僕もこの事について言及するのは、ちょっとやらしいというか、
少し気が引けるところもあるのだが、
そのおばさん達、笑うところが他の観客よりもかなり多めの傾向で、
ちょっと色々ウケすぎちゃう?と、
横にいてかなり気になるものがあった。


「え、そこもそんなに面白いの?」と、
どう見てもそれほどの落とし所でもない場面であっても、
クスクス、クスクスと笑うおばさん達の過剰反応にちょっと戸惑ってしまったというか、
「いや、ここって、割と普通の会話の場面つうか、まわりも誰も笑ってないけど・・・、ええ・・・そんなにウケる?」みたいな。


いや、これを言うと、
「そんなん、人の自由やろ。ほっといたれよ」という声が上がってくる事が予想されるので、
本当は僕もあまり言いたくなかったし、
僕も基本的には「何を面白いと思うかは人それぞれ。自由」と思っているから、
まあ、いいっちゃあいいんやけども・・・。


うーん・・・けど、正直どうしても、
「え、そこなん?」という瞬間が、
一、二回ならまだしも、けっこう何回もあったので、
挟まれた僕としては、申し訳ないけど気が散りました・・・。


まあ、笑える場面が他の平均の人より多いというのは、
ある種幸せな事だとは思うが、
あれは、やっぱりちょっと今思い出しても、ところどころ集中できなくなるというか、
気が散るものがあったなあ(苦笑)。