皆さん、「ジストニア」という病気をご存知だろうか。
ジストニアとは、自分の意思とは関係なく体の一部の(あるいは全身的に)筋肉がこわばってしまい、正常な動作や生活に影響を及ぼす病気らしい。
詳しくは、こちらのページ(東京女子医科大学 脳神経外科)に書いてあるのだが↓
http://www.twmu.ac.jp/NIJ/column/dynamic_disorder/dystonia.html
僕のケースは首の回転(ひねってしまう)。
寝るために目をつぶった時か、寝る意思がなくても「目をつぶった」状態になると、
首が右(主に右方向、上や左に動く時もある。)に回転してしまうのだ。
ビートたけしさんが、首をかしげる動作をするが、アレに近い感じの動きが、僕の場合は何故か目をつぶっている時にだけ発動するのだ。
目を開けている時は動かない。
この症状が出だしたのが、あまりはっきりとした時期は覚えていないのだが、2017年ごろだったと思う。
経験のある人もけっこういるかもしれないが、
僕は割と昔から、入眠時にウトウトしていたら、そのまま眠りに落ちずに、一瞬金縛りにかかったような状態になって、ビックリして目が覚めるも、体がこわばって動かなくなるような症状がよく起きていた。
そして2017年から2018年にかけての寒い時期に、特に頻繁に、ウトウトしたら体がこわばって「ビクッ!」となって目が覚めて、というような事が続いていた。
まあ一種の睡眠障害で、これは今も割と普通に起こっている。
その時に横向きに寝ていると、金縛り的な現象にびっくりして起きた時に、首から先にグイッと動いてしまうので、どうもそれが癖のようになってしまったらしく、
いつ頃からか布団に入った時だけでなく、
日中に椅子に座って目をつぶった時にも、首だけを「グイッ」と捻ってしまうようになったのだ。
これは自分の意思で「今日こそは、絶対に動かさないようにしよう」と気合を入れても、無理。
何か強力な磁石が自分の頭部付近に近づいてきて引っ張られてしまうかのように、
絶対に首を横方向にひねってしまうのだ。
これがどのくらいの頻度なのかと言うと、
眠りに入ろうとしているときが一番酷く、
ちゃんと測ったことはないが、感覚的には5〜10秒に1回くらい、ピークになると入眠まで3秒間に1回くらいはひねっているので、
何も知らない他人が僕の寝入りを見ると、何かに憑依されたのではないか?と恐怖を抱くかもしれない(笑)。
自分でわかっているのは、どうも体が疲れていると首の動く頻度が上がるようだ。
今のところ、この動作に痛みを伴うことなどは無いので、病院で診てもらったりはしていないし、僕は独り暮らしなので、特に誰の目を気にする事も無いのだが、
今後、誰かと同じ部屋で寝る事になったりしたら、少々厄介かもしれない(ちなみに誰かと一緒の部屋で寝るのは昔から超苦手)。
同じ部屋で寝る人に「実は自分は、これこれこういう症状があって・・・」と説明して、
その人に頭で理解してもらっても、実際にとなりに寝ていて、首が連続でグイグイ動く様を見たり、その動作で枕が擦れる音を聞いていたら、気になってしまってぐっすり眠れないかもしれない。
あとは、どこかの禅寺で座禅の体験なんかをさせてもらう機会があったとしても、目をつぶると首の回転を止められないので、和尚さんから、
警策(きょうさく)と言われる棒でバッシバシにしばかれるのは間違いない。
なので座禅体験しづらいし、
あとはフェイシャルマッサージや頭皮マッサージ、あるいは全身などのマッサージ系も自然に目をつぶる事になると思うので、首がグイグイ動いてしまっては、
これも施術してくれる方を困らせる事になるだろう。
なのでマッサージも行けない(まあ、行きたくなったら、行きゃあいいんだけども)。
変な癖(病気)がついたものだ。
どうも脳の病気らしいけど。
これって治らんのだろうか?
幸いな事に、症状が出るのは「目をつぶった」時だけで、目を開けている時は首が勝手に動く事はない(ただ、目を開けている時に自分の意思で「首をひねりたくなる」クセはある。ひねった時に骨が「バキッ」と鳴るのが気持ちいいからだ。これはこれで問題かもしれない)。
まあ僕としては、もう一生付き合ってあげてもいいか、くらいの気持ちでいる。
音楽家などは、楽器を演奏する際の過度な反復練習によって、手や指にジストニアの症状が現れ、ちゃんとした演奏ができなくなり、その道を断念せざるを得ない状態にまでなってしまった人が少なからずいる。
僕もギターを弾くので、それだけはゴメンだ。
なんなら自分は首で良かった、とさえ思っている。
治せるものなら治したい。けど、手術はこえーな。
というわけで、今日も最後まで読んでくださって、ありがとうございました。