シンゴさんの、ふとしたつぶやき。

100点満点採点で映画を評価した記事と、あと他愛もない雑談と。

ゴジラVSコングを見た。

今日はTOHOシネマズなんばで「ゴジラVSコング」を鑑賞(以下、具体的なネタバレはありません)。

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全体にわたってツッコミどころ満載。

これが「作品を愛しつつの、可愛らしい、と思えるツッコミ」か、

「イチャモンつけのツッコミ」か、どちらかと問われたら、今回は後者の方。

 

とにかく「ピンチの場面での解決策の提示」が、都合がいいのなんのってもう・・・まあ、ここら辺は、こちらも鼻から「バカ映画」を見る、という目的でお金を払っているので、織り込み済み・・・なのだが、にしても「どうなのよ」という感じ。

 

シナリオとしては、思ってた以上にSFチックな要素(都市伝説的、或いは中二病的と言ってもいい)が色濃く、

「ああ、そっち行っちゃったかあ」と少し興醒め。

 

小栗旬さんが出演しているが、僕的には

「いや、小栗旬、要ります?」といった感じ。

 

ただ、小栗さんにとっては今後のキャリア形成にとって、この作品に出演する事は、大事なステップであると思うので、個人的には応援したい。

 

あと、これが個人的に本当に残念な要素なんだけど、CGが所々、安っぽい。

 

ここはもうちょっと頑張って欲しかった。

 

かつて「ジュラシックパーク」が公開された時は、「これは凄い!映像の革命だ!」と僕は思ったものだが、あれからそれなりに長い年月を経て、僕ら一般観衆の目も肥えてしまった。

 

ドラマならまだしも、映画に関しては「なんかこの部分、ゲームのCGと大差ねえんじゃねえか?」と思わせたら、負けである。

 

かなり興醒める。

 

我々ユーザーも殆どの映画にCGが使われているのは分かっているし、欲張りな要望かもしれないが、

「CGとわかっちゃいるけど、これは凄い!」という映像を見たくなる。

 

その点を、この作品はクリアできていない様に思える。

 

あと、これはもう個人的な好みの問題だが、

やはりハリウッド版のゴジラの造形がイマイチ好きになれない。

 

あのイグアナか、コモドドラゴンを大型化したかのような風貌が、どうも日本人として、いくつかのゴジラ作品を見てきた僕の「ゴジラ、こうあるべき」の好みに相容れないのだ。

 

四足歩行というか、四つん這いでコングに襲いかかるシーンもあるけど、

「なんか違うんだよな」という感じ。

 

もしかしたら素人の預かり知らないところで、ゴジラの造形に著作権的なものが絡んでいて、

日本版ゴジラのようなシェイプを採用できない、みたいな契約があるかもしれないが。

 

ゴジラが妙に俊敏な動きをするのも、気にならない人には気にならないのだろうけれども、

やっぱり個人的に「うーん、それはゴジラじゃねえんだよ・・・」との思いが湧き上がる。

 

という事で、今回の(今回も?)ハリウッド版ゴジラはあまり好意的に受け入れる事ができなかった(じゃあ日本版ゴジラが良いのか、と言われたら僕が日本の作品として好きなのは「シン・ゴジラ」だけなのだが・・・)。

 

点数としては100点満点で58点・・・なんだけど、ゴジラも含めた新しいハリウッド版怪獣超大作が公開されたら、凝りもせずまた見に行くんだろうな、とは思う。

 

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。