早いもので、今年もあと10日ほどとなったが、今年、心の底から「買って良かった」と思ったものを挙げてみる。
ちなみに、順位付けはあまり意味を成さないと思ったので、無しとした。
・AirPods Pro 第二世代
これなしでの生活は極めて不自由と思ってしまうほどに、
僕にとって、出かける時には欠かせないアイテム。
今年は、長年使用していたiPhoneからAndroidスマホに機種変するという、自分的大変革があったが(大袈裟?)、
Androidに変えても、やはりAirPods Proの利便性は変わらない。
Androidで使用すると、基本的に空間オーディオでの音楽を楽しめず(と言っても、元からあんまり使わないので別によし)、
電池の残量も表示されない、などの制限が増えるが、
他のメーカーがいくら新製品を繰り出してもAirPods Proのレベルまで到達することができない唯一無二の外音取り込みと、
今でも世界トップクラスのノイズキャンセリング、
そして、どのジャンルの音楽を聴いても合格点を超えてくる、クセのない音質でのリスニング体験を提供してくれるオーディオ性能と、
こんなにもソツのない出来の優秀な完全ワイヤレスイヤホンは、他に無いと思っている。
2011年にiPhone4Sを手に入れてから約12年間、
iPhoneを愛用していたが、近年のiPhoneの価格高騰と、Appleの商売手法にだんだんと嫌気が差し、
3万円台で買えるミドルレンジスマホ「OPPO Reno7A」に機種変したのだが、
結果的にほぼ満足している。
もちろん最新のiPhoneには、当然スペック面で敵わない。
特に動画の撮影機能において、ピントを合わせる対象がまちまちだったり、
画質そのものが、iPhoneSE 第二世代よりも落ちる(ように僕には思える)など、不満点もあるが、
それ以外は、iPhoneを使っていた頃と比べて、個人的に何の不足も感じない。
むしろ、iPhoneにはなかった操作方法によるメリットの方が大きいと感じている。
Androidには様々な価格帯で、豊富な機種のラインナップがあり、選択肢の幅が広いのも魅力の一つ。
Appleがダメと完全否定はしないが(いくらでもお金を出せるなら、Apple製品はやはり良いものです。そこは否定できません)、
iPhoneは、コストパフォーマンス的に、もはやユーザーにとってベストな選択肢で無くなったのは明白。
おそらく次のスマホも、僕はAndroidを選ぶことになると思う。
・Fiio BTR7
お笑いコンビ、元アリtoキリギリスの石井正則氏の動画で知ったDAC。
DACとは「digital-to-analog converter」の略称で、
細かい説明をすっ飛ばし過ぎるくらいすっ飛ばすと、
要するに、この製品に関して言えば「スマホから再生する音源の音を、とんでもなく良い音質に変えてしまうもの」である。
これを使用するには、有線のイヤホンが必要であり、
このDACなるもののおかげで(せいで?)、僕はすっかり色んな有線イヤホンを買い漁ってしまうという、
いわゆる「沼」にハマってしまうきっかけを作ったのも、このFiio BTR7である。
このBTR7で「4.4mmバランス接続」なるものを初めて知り、
それを通じて初期に聴いた音源の一つに、
大黒摩季の「熱くなれ」があるのだが、
まあ、これが衝撃だった。
「こんなぶっとくて、クリアで、奥行きが感じられる音、聴いた事がない!!」という風である(今では、この体験が日常的になり、半ば当たり前のようになってしまって、そこは少し悲しいものがある。慣れというものは恐ろしい)
この製品に関しては、
個人的には、「今年」というより、「人生で」と言っても過言ではないレベルのインパクトがあった。
・ニューバランス インソール(RCP280 / LAM35689)
僕は立ち仕事をしているのだが、とにかくこれを使用してから、
歩く時、立っている時の右ヒザの痛みがほぼ出なくなった(完全ではない。長時間になると「張り」のような感覚は出てくる)のは、ただただ驚きしかなかった。
しかも使用しているうちにではない。
使用して即日で、である。
これも「今年」というレベルを超えて、個人的には「人生で」という冠をつけていいくらいの商品。
本当に、「宝を見つけた」くらいの感動を覚えた。
もちろん、「これさえあれば全然疲れません!」という事にはならないので、そこは過度な期待は禁物である。
しかし、このインソールについては、今まで使用してきたインソールとは全く違う、という事は言い切れる。
以上、この4つが、僕の「今年買って良かったもの」です。