シンゴさんの、ふとしたつぶやき。

100点満点採点で映画を評価した記事と、あと他愛もない雑談と。

オーディオ超初心者の僕が「TRIPOWIN Lea」という有線イヤホンを買ってしばらく使ってみた感想。

今回は、TRIPOWINという中国ブランドの「Lea」という有線イヤホンの感想。

f:id:otomiyashintaro:20230908161620j:image(↑左のイヤーピースが抜けているが、欠品ではなく自分で抜いただけ。揃ってる写真を撮れよ笑)

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お値段は、Amazonで購入時2980円だった。

 

まず購入した時に付属してくる3.5mmケーブルなのだが、これが個人的にイマイチ。

 

このタイプのイヤホンは「シュア掛け」と言われる、耳の外側にケーブルを引っ掛けて装着する方法が一般的と思われるのだが、

これが、この付属ケーブルだと、どうもしっくりこない。

付属のケーブルには、シュア掛けするために耳に沿わせるようなラウンド加工が施されておらず、

これまた付属のイヤーフックを後付けするかたちになるのだが、このフックの溝にケーブルをしっかり押し込んでも、耳に掛けるとすぐにフックの端の方が外れてしまうのだ。f:id:otomiyashintaro:20230906193504j:image

これに関しては、「接着剤で固定する」という荒技を思いついたが、やはり「それって何か違う気がする」し、それ以前に、この付属ケーブルで音楽を聴いた時の音質が、お世辞にも褒められたものではないように感じたので、追加で4.4mmバランス接続ケーブル(これもTRIPOWINのもの)を購入。

 

このケーブル(紫色を購入。ちょっとドギツい?)で、いつものように愛用のDAC「Fiio BTR7」に繋げて使用。f:id:otomiyashintaro:20230908162527j:image

 

すると、付属のケーブル接続時よりも明らかに、クリアにグレードアップした音質に変化した。

 

なので、このイヤホンは4.4mmバランス接続にリケーブルがオススメ・・・・いや「オススメ」というよりは、もうリケーブル前提で購入した方がいいと思う。

 

ただ、そうなってくると「3000円弱なのにコスパ高し」という前提からは矛盾していく事になり、「それってどうなんだ?」と思うし、ここが有線イヤホン沼に浸かってしまった人間のジレンマというか、悩みどころなのだ・・・。

 

とまあ、そんな悩み話は置いといて、音質の印象だが、箇条書きにしていくと、

「全体的にクセがなく、フラット」

「中高音域はしっかりと明瞭に響き、高音は刺さらない」

「低音は強くはないが、不満を感じるものではない」

「解像度も割と高めだが、ちょっと惜しいと感じるレベル」

「音場は狭くもなく、広くもなく」

といったところ。

 

ボーカルがしっかり響き、アコースティックギターやバイオリンなどの繊細な音色の生楽器の再生に適しているし、

ドラムのシンバルやハイハットの金物系の音も、KZ ZSTXの「バシャバシャ」と、はしたなく響くそれ(笑。アレはアレで音源によっては面白かったりするのだが)と比べて、元々の録音時の音にかなり忠実なのかな?と感じた。

 

実はこのイヤホン、前回レビューした「NICEHCK EB2S Pro」よりも2週間くらい前に購入し、今回紹介したセッティングで使用し始め、使用当初はいたく感動していたものの、その後、イヤホン専門店で3万円前後の高級イヤホンなどを試聴してみると、

この「TRIPOWIN Lea」が、値段を考えれば非常に優秀でありつつも、アラウンド3万超えの上級クラス達には流石に及ばない事が分かってきた(まあ当たり前の話だが)。

 

僕がこれを「3000円で買えるから」という理由で人にオススメするとしたら、「スマホ直挿しではなく、バランス接続を利用するつもりである」という方限定で推したい。

 

イヤーピースについては、他の人のレビューを見ていると、交換推奨という意見が多かったが、僕は付属のもので自分の耳にフィットしたので、別に気にならなかった。

 

Amazonであれ、レビューサイトであれ、レビューの数自体は少ないイヤホンではあるが、概ねそれらのほとんどが好意的な意見であり、僕としても実際に自分が使用してみた感想としては、それらの意見にほぼ同意できる。

 

僕自身、まだまだこの手の分野については、超初心者という事もあって、手持ちのイヤホンとの比較や再生環境に乏しく、他の方の参考にならない部分も多分にあるのだが、

そんな僕が所有している数少ないイヤホンの中で、この「TRIPOWIN Lea」に対して、価格的にも音の傾向的にも近いと思う「final E2000」と比較すると、E2000の方が、Leaより「品のある音」という感じがする。


f:id:otomiyashintaro:20230908173435j:image(↑final E2000。イヤーピースは、「HZsound Heart mirror Pro」付属のものが自分にはピッタリだった)

 

E2000は、リケーブル不可の3.5mmアンバランス接続専用イヤホンであるが、

BTR7との相性は抜群(個人的な感想)で、

ほぼ何を聴いても「音が綺麗」に聴こえる(うがった捉え方をすると「何でも綺麗」なので、荒々しさや勢いが売りのジャンルは、聴いていて物足りなさを感じたりする)。

 

価格的にもE2000の方が少し高いので、妥当といえば妥当かもしれないが、Leaは、Leaなりの優秀さがあって、これはこれで良い音だと思う。

 

これはあくまで僕の意見だが、3000円で買えるイヤホンとしては、

「フラット系」では、このLea。

ドンシャリ系」では、ZSTXさえ持っときゃ自分としてはもう十分かな?と思っている。

 

調べていくと、この価格帯で優秀と評されるイヤホンが他にも沢山あるようだが、それらをこの先、チマチマと買い続けていっても、自分の評価的には、何となくドングリの背比べといった感じになるのが目に見えている気がするので、

ここからイヤホンを買い足すなら、5千円、1万円、3万円といったものを購入したいと思っている(ほんま、いくらでもお金がかかる趣味だわ笑)。

 

というわけで、若干、話は逸れ気味になりましたが、有線イヤホン「TRIPOWIN Lea」の感想でした。

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。