7月23日、自宅で「ジュラシック・パーク」を鑑賞。
1993年公開。
製作国はアメリカ。
2022年7月29日から全国公開される、「ジュラシック・ワールド/新たなる支配者」の予習として、
ジュラシックシリーズの初代作であり、
原点と言える「ジュラシック・パーク」をあらためて鑑賞。
僕としては、この作品を、
おそらく最低でも3回は見た記憶があって、
今回は、その最後の鑑賞から、
約27、8年ぶりの鑑賞である。
公開当時、
僕は16歳だったと思うが、
公開前から、今作はすでに、世間でかなり話題になっていた記憶がある。
何と言っても、
当時の最先端CG技術を駆使した
恐竜たちの描写。
今見ると、
冒頭のブラキオサウルスの登場シーンなど、
さすがに「合成感強め」に感じてしまうシーンがあるものの、
当時初めて見た時は、衝撃を受けたものである。
この作品の2年前に「ターミネーター2」が公開され、
「液体金属」のCGに衝撃を受けた僕であったが(今の映像技術に慣れた若い世代が見たら、ある意味、稚拙な映像に見えるかもしれないが、こんなものをそれまで見たことがなかった当時は、文字通りの「衝撃」だった)、
この「ジュラシック・パーク」を初めて見た時の感動は、
個人的には「ターミネーター2」で受けた感動をはるかに凌ぐものであり、
はじめから終わりまで、
その映像の素晴らしさに、
当時は、全身が総毛立つような感覚を覚えたものである。
「ジュラシック・パーク」は、
間違いなく「映画を次の時代に進めた作品」だと思う。
そんな「ジュラシック・パーク」だが、
あらためてこの2022年に見ても、
やっぱり面白い。
もう、次に何が起こるか、
全て分かっているのだが、それでも面白い。
恐竜たちによって動物が食われたり、
人が食われたり、
あるいは、迫り来る恐竜から必死で逃げ惑う人間たちを描いた、
ある種「ホラー的」とも言える描写の数々を、
老若男女問わず誰もが楽しめる、
大衆娯楽エンタメ作品として昇華させたスピルバーグ監督のセンスは、
2020年代に入った今でも、全くもって色褪せない。
「それにしてもパークの危機管理、甘すぎへん?」
「こんなに危険生物たくさんなのに、そもそもスタッフ少なすぎへん?」
「もっとさっさと警察なり、軍に支援要請しろ」
「社長さん、自分の孫が生きてるか死んでるか、という時に、よく呑気にアイスクリームなんか食ってられるな(笑)」
・・・などなど、
ツッコミどころはそれなりにあるものの、
まあ面白かった。
僕の評価は、100点満点で、90点。
最初に見た10代の頃は、特に意識していなかったが、
今回見て思ったのは、
まあとにかく、子役たちの演技が素晴らしい。
男の子もよくやっていると思うが、
とりわけ、お姉ちゃん役の子が良い。
天才的と言える演技力である。
アリアナ・リチャーズという女優さんだが、
彼女は現在、もう42歳である。
(↓アリアナ・リチャーズ)
あの少女が、
僕とさほど年齢の変わらない大人の女性になられていて、隔世の感がある。
そりゃ僕も年を取るわ(しみじみ)。
今回、「ジュラシック・パーク」を久しぶりすぎるくらいに見た感想は、
やはり面白いし、この時のスピルバーグは最高に調子が良い、ということ。
ちなみに、この「ジュラシック・パーク」以降のシリーズ作品については、
僕は今作の続編である「ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク」を見た(そんなに面白くなかった記憶がある)だけで、
他は全く見ていない。
とりあえず現時点では、
更なる予習として、
クリス・プラット主演の「ジュラシック・ワールド」と、
「ジュラシック・ワールド/炎の王国」は見てみようと思っている。
という事で、今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。