シンゴさんの、ふとしたつぶやき。

100点満点採点で映画を評価した記事と、あと他愛もない雑談と。

「炎のデス・ポリス」(ネタバレなし) 年齢のせいか、映画を見すぎてきたせいか、もうこの程度のガンアクションでは興奮できない。

 

7月20日、TOHOシネマズなんばにて、

「炎のデス・ポリス」を鑑賞。

 

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日本での公開は2022年。

製作国はアメリカ。

 

詐欺師、殺し屋、サイコパス野郎、新米女性警察官によって、

警察署内で繰り広げられる、過激な争いを描いた作品。

 

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この映画の存在を、

見る前日まで、僕は知らなかったのだが、

Yahoo!映画レビューでそこそこに高評価だったので、

「どんなものかな?」と気になり、

見てみた次第。

 

結論から言うと、今作品は、

僕に、何の刺激も感動も与えてくれなかった。

 

ストーリーや展開、演出が

特別凝っているわけでもなく、

中盤以降のアクション絡みの展開も、

一部面白く感じる部分はあったものの(サイコパス野郎が現れた時とか)、

全体を通して「手に汗握る」というほどの緊張感は感じず、

正直なところ、

僕には「なんだ。こんなもんか」的な印象しか残さなかった作品。

 

とにかく途中、眠たくて仕方がなかった。

 

この作品の鑑賞前の晩は、

僕は7時間ほど寝ており、

朝から割とスッキリとした感じで劇場に足を運べたものの、

会話劇中心の前半部分の途中から、

めちゃくちゃ眠たくなってしまった。

 

しばらくの間、根性を振り絞って、

片目をかろうじて開けて見ていたのである(かなりツラかった)。

 

こんな片目だけの状態で、

歯を食いしばりながら映画を見るのは、

直近で言うと、

ドクター・ストレンジマルチバース・オブ・マッドネス」以来である。

 

あれも大概、眠たかった。

 

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(「ドクター・ストレンジマルチバース・オブ・マッドネス」のレビューはこちら↓)

https://shingosan.hateblo.jp/entry/2022/05/10/234219

 

 

まあ、人によって色んな感想はあるが、

僕個人は、なんだかこの映画の

ストーリーそのものに、引き込まれるものを感じなかったのである。

 

そういう時は、前日の晩、

いくら寝ていても、映画の鑑賞中に強烈な睡魔が襲ってくる時がある。

 

逆に、ストーリーに引き込まれた時は、

前日に3時間くらいしか眠れていなくても、

いざ映画が始まれば、

集中力を維持したまま、

最後まで見れたりする(最終的に、その作品を「良かった」と思うかどうかは、また別の話だが)。

 

地味で静かな映画であっても、

ストーリーに引き込まれたら、眠気など襲ってこないし、

たとえ豪華なCGを使用した、ド派手な映像盛りだくさんの映画でも、

「なんか魅力のない話だな」と思えば、

ドンパチやってる爆音状態でも、

余裕で寝そうになる。

 

なんだろう?

 

今作については、

内容が「浅い」とまでは思わないが、

登場人物の背景や、

次々と明るみになる物語の全貌を知っても、

「ふーん」としか思えず、

作品への「没入度の低さ」が、強烈な睡魔に繋がったのだろう。

 

過去にあらゆるジャンルの映画を

数多く見てきた弊害なのかどうかは分からないが、

今作の脚本やアクションからは、

特に目新しさや、

突き抜けた「何か」を感じられなかったわけである。

 

出演している俳優に対しても、

みんな演技の上手さを感じるのだが、

なんだか、各人物に感情移入できない。

 

駄作とは思わないが、

個人的に「面白い!」とは、全くもって思えなかった作品である。

 

僕の評価は100点満点で、

50点。

 

それにしても邦題の「炎のデス・ポリス」は、

酷いと思う。

 

今作を、アタマからケツまで見てもらえればわかると思うが、

とても「炎のデス・ポリス」などという、

悪い意味でのB級感丸出しの雰囲気の映画には感じないだろう。

 

原題の「COPSHOP」ではインパクトに欠けるし、

そもそも「COPSHOP」では、

日本人には意味がよく分からない(僕もよく分からない)、

と判断した日本の配給会社のアイデアなのだろうが、

ちょっとこれは「炎のデス・ポリス」ではないと思う。

 

と言ったところで、

僕は、この作品に特別に愛着を持ったわけでもないので、

まあ「炎のデス・ポリス」でも何でも、

「お好きにどうぞ」という気持ちでもあったりするのだが(どないやねん)。

 

という事で、今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。