シンゴさんの、ふとしたつぶやき。

100点満点採点で映画を評価した記事と、あと他愛もない雑談と。

(速報・重要部のネタバレはなし)「シン・ウルトラマン」 ツッコミどころ満載だが、それも含めてウルトラマン。特撮ヒーロー映画であると同時に、ある種のカルト映画とも言える。

 

今日は、TOHOシネマズなんばにて、

「シン・ウルトラマン」を鑑賞。

 

f:id:otomiyashintaro:20220513131036j:image

 

本日、5月13日(金)が公開初日。

 

IMAXシアターにて、

午前10時からの回であったが、

中央列の席は、ほぼ全席が埋まる状態であった。

 

今回は速報という事で、

箇条書き形式で思ったことを書き連ねたい。

 

・良くも悪くも庵野節が炸裂の作品(監督は樋口真嗣庵野秀明は脚本)。

 マニアックなファン、ライトなファンで大きく評価が割れそうな作風。

本当に様々な意見が出そう。

けどおそらく、

そうやって鑑賞者たちの一部を、議論の渦に巻き込んでしまうに違いない、

と思わせるこの作品は、

まさに「庵野作品」であり、

間違いなく「尋常ではない熱量を持って作り上げた作品」である、と確信を持って言える。

 

・演者たちのアニメのようなセリフ回しは、個人的には違和感があるし、

最初は聞いていてむず痒くなる感覚があったが、

「あくまで、これは『空想特撮映画』なのである」という基本に立ち返ると、

途中からそういった事もあまり気にならなくなった。

 

・正直、アクションシーンは、個々の場面において、見せ方がカッコいいと感じただけに、

もう少しボリュームを増やして欲しかった。

 

・CGについては、やはり「日本のレベル」。

要するに、ハリウッドレベルと比較すると、随所にチープ感が漂う。

しかし、

ウルトラマン」にやたらとリアルなCGを求めるのも、

それはそれで違うような気もするし、

このあたりが気になるか否かは、人それぞれかもしれない。

 

・脚本は、おおむねシンプルに「良い」と思った。

しかし、最後のラスボスとの戦い(ウルトラマンのラスボスと言えば「アレ」だが、ここは伏せておく)は、淡白すぎると思う。

個人的には「まさに死闘」と言えるレベルの戦いを見たかった。

 

・タイトルにも記載した通り、

ある種のカルト性を放つユニークな場面が登場する。

これも多くは語れないが、外星人(宇宙人)との対話は、シュールであると言える。

これも「ウルトラマンシリーズ」ならではの

「味」の一つであると思うし、

ウルトラマン」という映像作品に対する、

作り手のこだわりと愛、リスペクトが発露している、と言えよう。

 

・ツッコミどころは満載。

だが「特撮もの」というジャンルは、

元来、「ツッコミどころも含めて楽しむという要素も内包している」と、

寛容な目線で捉えることができるならば、

好感を持てる作品であると思う。

 

長澤まさみが・・・ここはかなり記憶に残るシーンだが、詳細は伏せる。映画を見てのお楽しみ。

 

僕の評価は、

100点満点で、78点といったところか。

 

かなりの期待値を持ち、

いささか肩に力が入った状態で鑑賞に臨んだ作品だけに、

「惜しい」と思うところは多々ある。

 

繰り返すが、やはり個人的に、

最も惜しむべくは、

ラスボスとの決着の付け方。

あそこは、上映時間があと15分伸びてもいいから、もう少し「濃厚」に見せて欲しかった。

 

そこに至るまでの話は、

85点くらいはつけたい、と思っただけに。

 

以上、「シン・ウルトラマン」の速報レビューでした。

 

(珍しくパンフを購入。なんだかんだで気に入ってる?笑)

f:id:otomiyashintaro:20220513140944j:image

 

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。