今日は、TOHOシネマズなんばにて、
「シン・ウルトラマン」を鑑賞。
本日、5月13日(金)が公開初日。
IMAXシアターにて、
午前10時からの回であったが、
中央列の席は、ほぼ全席が埋まる状態であった。
今回は速報という事で、
箇条書き形式で思ったことを書き連ねたい。
・良くも悪くも庵野節が炸裂の作品(監督は樋口真嗣。庵野秀明は脚本)。
マニアックなファン、ライトなファンで大きく評価が割れそうな作風。
本当に様々な意見が出そう。
けどおそらく、
そうやって鑑賞者たちの一部を、議論の渦に巻き込んでしまうに違いない、
と思わせるこの作品は、
まさに「庵野作品」であり、
間違いなく「尋常ではない熱量を持って作り上げた作品」である、と確信を持って言える。
・演者たちのアニメのようなセリフ回しは、個人的には違和感があるし、
最初は聞いていてむず痒くなる感覚があったが、
「あくまで、これは『空想特撮映画』なのである」という基本に立ち返ると、
途中からそういった事もあまり気にならなくなった。
・正直、アクションシーンは、個々の場面において、見せ方がカッコいいと感じただけに、
もう少しボリュームを増やして欲しかった。
・CGについては、やはり「日本のレベル」。
要するに、ハリウッドレベルと比較すると、随所にチープ感が漂う。
しかし、
「ウルトラマン」にやたらとリアルなCGを求めるのも、
それはそれで違うような気もするし、
このあたりが気になるか否かは、人それぞれかもしれない。
・脚本は、おおむねシンプルに「良い」と思った。
しかし、最後のラスボスとの戦い(ウルトラマンのラスボスと言えば「アレ」だが、ここは伏せておく)は、淡白すぎると思う。
個人的には「まさに死闘」と言えるレベルの戦いを見たかった。
・タイトルにも記載した通り、
ある種のカルト性を放つユニークな場面が登場する。
これも多くは語れないが、外星人(宇宙人)との対話は、シュールであると言える。
これも「ウルトラマンシリーズ」ならではの
「味」の一つであると思うし、
「ウルトラマン」という映像作品に対する、
作り手のこだわりと愛、リスペクトが発露している、と言えよう。
・ツッコミどころは満載。
だが「特撮もの」というジャンルは、
元来、「ツッコミどころも含めて楽しむという要素も内包している」と、
寛容な目線で捉えることができるならば、
好感を持てる作品であると思う。
・長澤まさみが・・・ここはかなり記憶に残るシーンだが、詳細は伏せる。映画を見てのお楽しみ。
僕の評価は、
100点満点で、78点といったところか。
かなりの期待値を持ち、
いささか肩に力が入った状態で鑑賞に臨んだ作品だけに、
「惜しい」と思うところは多々ある。
繰り返すが、やはり個人的に、
最も惜しむべくは、
ラスボスとの決着の付け方。
あそこは、上映時間があと15分伸びてもいいから、もう少し「濃厚」に見せて欲しかった。
そこに至るまでの話は、
85点くらいはつけたい、と思っただけに。
以上、「シン・ウルトラマン」の速報レビューでした。
(珍しくパンフを購入。なんだかんだで気に入ってる?笑)
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。