昨日は、暇潰しに
「タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら」という映画を見た。
タッカーとデイルという田舎暮らしの仲良し中年男2人が、長年の夢だった別荘を購入し、
そこで休暇を過ごそうとするのだが、
同じタイミングでその別荘のある森にキャンプをしにきていた大学生集団に、
ある事がキッカケで殺人鬼に間違われ、命を狙われる・・・というストーリー。
ひとことで言って、もう無茶苦茶な映画だった(笑)。
この「無茶苦茶」は褒め言葉として使っている。
タッカーとデイルをちょっとしたボタンの掛け違いから、殺人鬼と思い込んでいる学生達が、次々に悲惨な死に方で勝手に死んでいくのだが、
これが、なぜか1ミリも「かわいそう」と思わない。
少なくとも僕は。
それよりも殺人鬼に間違われて学生達から命を狙われるタッカーとデイルが、
途中かわいそうで仕方がなかった。
まあ、とにかくありえない話なのだが、
こういう一線を超えたバカ映画での「ありえなさすぎる」設定は、
もう自分としては、一種のファンタジーとして見るモードに脳のスイッチが切り替わっているので、
現実世界との乖離が生じていても、それらを釈然としない気持ちが伴ったツッコミで応戦する、という事はしなくなる。
しても意味がない。
バカバカしすぎるので(笑)。
まさにこれぞ、ポップコーンムービーである。
よくできた映画だと思った。
ただ、小さいお子さんには見せない方がいいだろう。
学生たちが、ことごとくエグい死に方をするから。
評価としては100点満点中、90点。