シンゴさんの、ふとしたつぶやき。

100点満点採点で映画を評価した記事と、あと他愛もない雑談と。

エンタメ

松本人志の「とうとう出たね。。。」について(ほぼ殴り書きなので、読みづらい事はご容赦下さい)。

松本人志の「とうとう出たね。。。」ポストだが、これってさ、ホテルでの飲み会自体はあったという事は認めたってことよね? じゃあ、吉本興業は「一切の事実無根」と発表したけど、それとは矛盾するよね? 飲み会なら別に「超高級ホテルのスイート」でなく…

【詳細なネタバレなし】「宝くじの不時着 1等当選くじが飛んでいきました」 当選宝くじへの執着心は、イデオロギーの壁を超える。

「宝くじの不時着 1等当選くじが飛んでいきました」を鑑賞。 韓国産のコメディ映画である。 やたらと長くて説明的なタイトルの邦題だが、韓国での原題は短く、「6/45」。 6/45とは、韓国の宝くじ(ロト)の名称のようで、文字通り45個の数字の中…

【ネタバレなし】「PERFECT DAYS」 今の自分にできる事をちゃんとやる。人生は結局それに尽きると感じた。そして、それはそれで「完璧」なんだと思う。

「PERFECT DAYS」を鑑賞。 100点満点で、71点。 東京でトイレ清掃業に従事する男性の日常を描いた作品である。 結論的に、良い作品だと思ったが、もし他の人に、「この映画、私は面白いと思わなかったんですけど、これのどこが面白いんですか?」と言わ…

松本人志に代わる「探偵!ナイトスクープ」の新局長を勝手に想像してみる。

ちょっと早い話かもしれないが、探偵ナイトスクープの新局長は誰が良いのかなあ?と考えてみた。 松本解任の後は、しばらく色んなタレントの持ち回りで、いっそのこと思いきって、たまにハリウッドザコシショウとかにもやらせてみたらええんちゃうかと思った…

【ネタバレあり】「ファースト・カウ」 「盗んだバイクで走り出す♪(by 尾崎豊)」ならぬ「盗んだミルクで菓子作る」

「ファースト・カウ」を鑑賞。 100点満点で、57点。 今から200年ほどくらい前のアメリカで、 貧乏な白人男性と、これまた貧乏な中国人移民の男性が出会い、 意気投合して「お菓子を作って売る」商売を始める、という話である。 これだけだと、なかな…

松本人志のXにおける「いつ辞めても・・・」発言を裏読みする(超短め記事)

今回の文春砲炸裂からほどなくして投稿された、例の松本人志の意味深ポスト。 これの意味について、 「松本側(吉本側)は記事に十分に反論できる自信があるのではないか」という意見もあるが、 あのポストは「本当はこういう意味だったんじゃないか?」と、…

松本人志の性加害疑惑について。

「僕が知っている松本さん、小沢くんがとても、ああいう(文春に書かれていたような)ことを言うとは思えない」と、今田耕司が語った29日のワイドナショーも見たし、「松本人志は、やっている!」と息巻く、立花孝志のYouTubeも見た。 何人かの芸人の反応…

【詳細なネタバレはなし】「TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー」 天童よしみも「ナメたらあっか〜ん〜♪」と歌っていたが、霊をナメるなんてもってのほかである。

※具体的なネタバレはしていないつもりですが、大体の結末が読める書き方なのでご注意。 「TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー」を鑑賞。 100点満点で、70点。 人の手の形をした呪物的なモノを握り、「トーク・トゥ・ミー(Talk to me:私に話しかけて)」…

もうM−1グランプリは、「敗者復活」を無くした方がいいのでは?

昨日のM−1グランプリ2023については、敗者復活戦の冒頭から視聴していたのだが、そこでふと思ったのが、「敗者復活という図式、もはや要る?」という事。 今年から敗者復活戦の審査方法と規模が大きく変わり、一般観覧者の投票に加えて、芸人審査員の…

ナイツ塙氏のM−1八百長ドッキリについて。

僕がこの件で、すごく残念だなと思ったのが、ドッキリとは言え、 ナイツ塙氏が「次のM−1で、漫才協会枠として決勝進出を確約するから」という文言を使ってしまったことである。 もちろんM−1って、芸人や所属事務所に対して、審査員たち(これは決勝のみ…

【一部ネタバレあり】 「ウォンカとチョコレート工場の始まり」 この映画を見て無性にチョコを食べたくなったが、結局家に帰って食べたのは唐揚げです。

「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」を鑑賞。 見る直前まで、これが基本的にミュージカル映画だとは知らなかった。 公開前の予告編でも、ミュージカル劇を匂わせる編集ではなかったと思う。 鑑賞の前日に、映画情報サイトのレビューを見ていると、「ミ…

【ネタバレなし】「市子」 幸せは、水面に張った氷の上に置かれているのかもしれない。

(具体的なネタバレはないですが、作品の方向性を示唆する書き方をしているので、未見の方で楽しみにされている方は、閲覧注意です) 「市子」を鑑賞。 仲睦まじい同棲生活を送っていた若い男女。ある日、男性は、交際相手に婚姻届を差出し結婚を申し込む。 …

【ネタバレなし】「ナポレオン」 お金をかけて丁寧に作ったけど、退屈さはエンペラー級。

「ナポレオン」を鑑賞。 ナポレオンといえば、日本人でもほぼ誰もが知っているであろう、フランスの皇帝として君臨した歴史上の人物である。 そのナポレオンの栄光と挫折の物語を、「エイリアン」「ブレードランナー」「グラディエーター」などを手掛けた巨…

【ネタバレあり】「首」 ビートたけしは秀吉じゃなく、家康を演じた方が良かったのでは?

【ネタバレあり。見ていない人は読まないでね】 「首」を鑑賞。 北野武監督が30年前から構想していたという、戦国時代を舞台にした長編映画。 (↓この先、ネタバレを含みます。注意) 織田信長が、家臣である明智光秀の謀反によって自害を迫られた(とされ…

【ネタバレなし】「翔んで埼玉 〜琵琶湖より愛を込めて〜」 かつてこれほどまでに滋賀県にクローズアップした映画はあっただろうか。

「翔んで埼玉 〜琵琶湖より愛を込めて〜」を鑑賞。 前作の「翔んで埼玉」は未鑑賞である。 良くも悪くも、馬鹿馬鹿しいコメディ映画と言えるが、このような作品は、分析的に見てはいけないというか、分析的に見ても仕方がない、といった趣きがある。 制作陣…

【詳細なネタバレなし】「法廷遊戯」 めちゃくちゃ回りくどい方法で無念を晴らそうとする頭のいい人。

【詳細を述べるネタバレはないですが、話の大枠が分かる書き方をしているので、それすら知りたくない人は読まない事をオススメします】 「法廷遊戯」を鑑賞。 いかにもフィクションといったお話だが、それは置いといて、映画で「法廷もの」といえば、見ごた…

【詳細なネタバレなし】「正欲」 異常はツラいが、普通もツラい。

「正欲」を鑑賞。 およそ世間一般の大多数の人間が持ち合わせない、 殆どの他者には理解できないであろう「性癖」を持ってしまった人々の生きづらさ、息苦しさを描いた作品である。 昨今は、世界的にLGBTQの人々に対する理解なども深まってきており、 …

【ネタバレあり】「人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした」 久々に「で?」という感想しかなかった。

「人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした」を鑑賞。 僕が今年見た映画で、最も内容の薄い一本である。 アイドルグループを卒業した30手前の「金なし、仕事なし、男なし」の女性が、 ルームシェアで56歳のおっさんと同居すること…

プロ野球のCSについて、これなら僕は下剋上されても文句は言わない、というアイデアがある。

ヤフーニュースで「クライマックスシリーズ(以下CS)の是非」を問う記事が出ていたのだが、僕個人はというと複雑なところである。 自分が応援しているチーム(僕は阪神タイガース)が優勝したら、2位や3位のチームとの戦いなど、すっ飛ばして欲しいと思…

【詳細はネタバレはなし】映画「福田村事件」 大災害は人間に肉体的精神的ダメージを与えると共に、狂気のスイッチをオンにする。

【詳細なネタバレはないですが、大枠の顛末は書いているので注意してください】 今回の記事は上記の通り、大筋の内容が分かる記述があるので、それを知りたくない人には、これ以降の文を読まれる事をオススメしません。 9月13日、「福田村事件」を鑑賞。 …

【ストーリーの詳細に触れるネタバレはなし】「バービー」 この作品を見ることで「アメリカの価値観及びその変遷、そして今」をざっくり知る事が出来るかもしれない。

8月31日、「バービー」を鑑賞。 本編の内容以外の事で、日本(とそれ以外の国でも)で色々と物議を醸した本作だが、その辺りは、本作を語る上で僕には関係のない事である。 マーゴット・ロビー演じるバービー人形が、「完璧で理想の世界」であるバービー…

【ストーリーに関わるネタバレなし】「ミンナのウタ」 本当に怖い映画にしたいのなら、アイドル的な人を起用するべきではない。

8月21日、「ミンナのウタ」を鑑賞。 公開前は「どうせLDHのアーティスト(GENERATIONS)のプロモ作品でしょ?」と、うがった見方をしていて、 何の興味も無かった(LDHやGENERATIONSをディスってるつもりはないです、はい)のだが、 映画サイトでそれなり…

りゅうちぇるさんの自殺について。

よく「誹謗中傷が嫌なら、SNSなんて辞めればいいのに」という意見がある。 一見、そういう意見は一理あるように見えるし、「まあ、分かる部分はある」と僕自身も思う反面、一方でそういった意見は「いささか雑やな」とも思っていて、「SNSなんて辞めり…

【ネタバレなし】「リバー、流れないでよ」 小劇団系のノリと笑いが自分と合わない事を再認識させられた。

6月29日、「リバー、流れないでよ」を鑑賞。 京都の貴船神社周辺にある老舗旅館を舞台にしたSF的コメディ、といった感じの作品である。 世間的にはあまり話題になっていないし、レビューサイトでの投稿数もかなり少ないのだが、見に行った人からの評価は…

【ネタバレなし】作り手には申し訳ないが久しぶりにつまらん映画を見た。「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」

3月5日、「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」を鑑賞。 「世間的な評価は低めだけど、『いや俺は意外に楽しめたよ』と思うかもしれない」という一縷(いちる)の望みを抱いての鑑賞であったが、ズバリ感想は一言。 「つまんね」である…

「燃ゆる女の肖像」(ネタバレあり) まさにフランス映画以外の何物でもない、フランス映画中のフランス映画。印象的なカットが数多い一本ではあったが・・・。

今回の記事には、部分的に内容を明かした記述があります。 作品未見の方はご注意ください。 9月11日、自宅で「燃ゆる女の肖像」を鑑賞。 日本公開は2020年。 製作国はフランス。 -------- 18世紀後半のフランス。 女性画家であるマリアンヌ…

「AKAI」 現在、俳優・タレントとして活躍する赤井英和の「浪速のロッキー」時代を振り返る貴重なドキュメンタリー。

9月9日、なんばパークスシネマにて、 「AKAI」を鑑賞。 2022年公開。 製作国は日本。 赤井英和氏の息子である英五郎氏が、 本作の監督を務める。 新型コロナウイルスの蔓延による緊急事態宣言によって、 ほぼ全ての仕事がストップした赤井英和氏であっ…

「ベルファスト」(重要部の詳細なネタバレはなし) 映画自体の雰囲気は中々に良いと思うのだが、最初と最後以外、いかんせんパンチに欠ける。

9月5日、自宅で「ベルファスト」を鑑賞。 2022年公開。 製作国はイギリス、アイルランド。 この作品の監督・脚本・製作を務めるケネス・ブラナーの少年時代をモチーフにした自伝的作品。 (↓ケネス・ブラナー) ケネス・ブラナーと言えば、 最近ではク…

「ONE PIECE FILM RED」(核心部のネタバレなし) ついこないだワンピースを第1話から見始めたばかりの男が、劇場版作品を見に行ったら・・・。

9月2日、なんばパークスシネマにて、 「ONE PIECE FILM RED」を鑑賞。 2022年公開。 製作国は日本。 言わずと知れた超人気漫画(アニメ)、 「ONE PIECE 」の劇場版作品である。 会社の後輩が、 「シンゴさん、『レッド』(この作品の略称)見てきまし…

「さがす」(重要部、核心部のネタバレはなし) 大阪府警ならびに西成警察署は怠慢で無能であることを暗にほのめかす、グロサスペンス。

8月30日、自宅で「さがす」を鑑賞。 2022年公開。 製作国は日本。 大阪市西成区で暮らす親子と、 連続殺人犯の数奇な関係を描いた作品。 -------- かつて大阪の西成区で卓球場を経営していたが、 現在は日雇い労働者として働く男、 原田智(…