シンゴさんの、ふとしたつぶやき。

100点満点採点で映画を評価した記事と、あと他愛もない雑談と。

うつ状態からひとまず脱出。

今日は、かなり元気。

 

5日くらい前の最悪の精神状態と比べると雲泥の差。

あの時は本当に、人生で最大級にヤバかった。

 

芥川龍之介が『将来に対する漠とした不安で』という動機で自○した気持ちが何となくわかるぞ今の俺には」

と思うくらいヤバかった。

 

とにかく、お酒を飲むのを止めて、睡眠習慣を変えるのが、

こんなに短期間で劇的に効果をもたらすとは思わなかった。

 

久しぶりに部屋の大掃除をしたのも大きいと思う(まだ散らかってる部分はあるけど)。

 

よくよく冷静に考えたら、現在、金銭的には何も困ってないし(むしろこれから増えるしかないから、その点においては楽しみしかない)、

それが良いか悪いかは別にして、今の自分の行動にとやかく口うるさく言ってくる人もいないのだから、

うつ状態に陥るのもおかしな話なのだ、と自分の中で納得している。

 

自分は明後日から3連休だが、

ここで一滴も酒を飲まずに、しっかり寝て過ごせたら、完全脱出だと思う。

 

日本人は自○率の高い国だが、

これはやはり平均睡眠時間が他の国の人に比べて少ない事と、かなり関係しているんじゃないだろうか?

 

みんな、もっと寝よう。

【うつ傾向改善への自分向けメモ】飲みたくなったが、飲まなかった。

今日もお酒を飲まなかった自分を褒めてやりたい気分だが、ちょっと失敗だったな、と思ったのは、代わりにコーラをガブ飲みしてしまったこと。

 

これは明らかに不健康。

 

ある意味、アルコール摂取より質が悪い。
反省してる。

 

と言っても、炭酸飲料が好きなので、次からは、砂糖や果糖ぶどう糖液糖の入っていないウィルキンソンノンアルコール飲料に変えてみる。

 

頑張ろう、自分。

 

うつ状態に陥らないための自分への言い聞かせメモ。

薬に頼る前に、まずは生活改善から。

これまでのように、寝る直前にバタバタと歯を磨き、洗濯物をたたみ、洗い物をしたりするような習慣を止めて、

帰宅後、お風呂に入って晩ご飯を食べたら、その流れですぐ洗い物をし、歯を磨き、洗濯物をたたんで、その他の家事も全部済ませて、
そこから就寝時間に至るまでの時間は、
眠くなってきたらいつでもパっと布団に入ることのできる体勢を整える。

 

そして、家で一人でいる時には酒は飲まない。

 

一人で酒を飲むことで、やろうと思っていた全てのことが後回しになる(どころか、やらずに一日を終えてしまう危険性がある)ので、
一人の時は酒を飲まない。

 

これでも寝られないようなら、もう睡眠外来を受診して、お薬をもらうことにする。

 

あ、けど来月のプロ野球開幕3連戦だけは、
僕の正月なので、

この3日間だけは飲酒を許してください(誰に許可を求めてる?笑)。

【ネタバレなし】「コット、はじまりの夏」 子供にとっては、大切に思ってくれる大人こそが「親」なのだ。

【私的なことで申し訳ないですが、この記事を書こうとしている今日は軽くうつ状態なので、非常に短いです】

「コット、はじまりの夏」を鑑賞。

100点満点で、78点。


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アイルランドの田舎に住む、コットという名の寡黙な少女が、
夏休みの間だけ、親戚夫婦の元に預けられるお話。


結論的には、救いのない話だと思った。


ラストは、もう切なすぎて、子供の気持ちを思うと泣けて仕方がなかった。


あと、ラスト前の井戸のシーンは、「え?まさか?」となって緊張した。


コット、ツラいだろうけど、生きてて良かったよ。

僕も生きるわ。

 

申し訳ない。今日はこれが限界です。
今後、たまにこういうのがあるかもしれませんが、短文だった時は「あ、今この人、状態良くないんだな」と思ってくれて結構です。

しばらくすると回復すると思うので、お気遣いなさらずに。

完全な状態でないならレビューしない方が良いとも思いましたが、パスするのも自分的にそれはそれで気にしてしまうので、不本意ながら記事にしました。

では失礼。

【ネタバレなし】「ダム・マネー ウォール街を狙え!」 株式投資は、命が惜しければ、基本的に現物買いで行きましょう。

「ダム・マネー ウォール街を狙え!」を鑑賞。

100点満点で、50点。


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2021年にアメリカの株式市場で起きた「ゲームストップ事件」を描いた作品。


多くの日本人で、この「ゲームストップ事件」を知っている人は、恐らく少数派ではないかと思う。


日本で株式投資を行っている人の中でも、
常日頃から金融市場のあれこれに関心を示している人以外は、「ゲームストップ?何それ?」という感じかもしれない。


この記事では、ゲームストップ事件を私見を交えて詳しく述べることに字数を割くつもりはないので、端的に言うと、
個人投資家たちが一致団結するようなかたちで、到底上がるとは思えない銘柄(ゲームストップ株)を買い、短期間で異常とも言える株価の乱高下が発生した現象」である。


詳しく知りたい方は、こちらの記事を読んでいただくと大体の概要がわかる(↓)

https://hedgefund-direct.co.jp/column/hedgefund/individual-investorshedge-funds/


映画の感想だが、
まずは基本的な株式投資の知識はあった方がより楽しめるかな、とは思った。 


けど、どうだろう?


アメリカではどうだったか知らないが、
これは日本ではヒットしないような気がする。


僕自身もこの騒動が起きた当時、
株式投資を少しかじっていて(もう今は、個別株はほぼ撤退状態)、
リアルタイムの記事を見て、「うわあ、すごい事が起こったな」と驚いた者の一人なのだが、
いざそれが映画になったという事なので見てみたら、
「まあ、別に株をやっていない人からしたら、『へえ、そんな事があったんだ』程度のことじゃねえか?これ」と、
妙に冷静なテンションになってしまい、
正直、そんなに面白く感じなかった。


何よりも致命的なのは、作品内の個々の人間ドラマが、
全然ハートを揺さぶらないというか、何一つ面白く感じなかったんだよなあ・・・。


あと、ここ何年ものハリウッド映画って、
なんだかやたらヒップホップをBGMに絡めた演出が多いような気がするのだが(別にヒップホップが嫌いなわけではない)、
この作品も、そんな最近のテンプレ演出がしつこいくらいに繰り返されて、
そういうのも「もういいよ」と思ってしまった(一方でヒーローものは、判で押したようにハードロックやメタル系が使用されて、これもなんだかな、である。「またブラックサバスの曲使うのかよ」みたいな。ちなみに僕は、ブラックサバス自体は大好きです)。


僕が色々な映画を見すぎてひねくれてしまっているせいなのか、
それともアメリカ映画界が低調期に入っているのか、よくわからないが、
最近のハリウッド作品は、なんだか面白く感じるものが少ない。

【ちょっとした呟き】松本人志不在の水ダウを見て、「寂しい」と思ってしまった悲しき元松本信者。

先週の水ダウの飲食店企画は、個人的にウンザリしてしまったが、
今週の「クロちゃん100万円見つけられるか?緊急生放送込み」は、
打って変わって、それなりにけっこう楽しめた(主に後半の生放送部分)。


クロちゃんという芸人のことが気持ち悪くて仕方がない人には、
見るに値しない、くだらない映像でしかないのだろうが、
生放送部分については、クロちゃん云々とかを超えた、人間の本能を見れた感じで、非常にスリリングであった(笑)。


焦ってベッドから滑り落ちた瞬間などは、
クロちゃんには申し訳ないが、爆笑してしまった(まあこれも、ほんまに怪我してたら笑えない可能性があったのでスレスレなのだが)。


ただ、冒頭から見てて思ったのは・・・、
これがかつての松本信者(僕)の悲しい性なのだが、
やっぱり「まっちゃんがいないと、それはそれでやっぱり寂しいなあ・・・」となってしまったんよなあ。


なんかオープニングから、
フット後藤東野幸治のテンションがいつも以上に高かったように思えたのだが、
それもなんだか、松本人志不在の欠落感を必死になって埋めようとする、
どこかしら気負いのようなものを感じてしまって、
少なくとも僕の目には、ぎこちなく見えた。


もう、ほぼ100%に近い確率でまっちゃんはテレビに復帰できないので、
今後も、この番組で笑いつつも、残念な気持ちが常に付きまとうんやろうな。

【ネタバレあり】「哀れなるものたち」 男たちによって「生」と「性」を弄ばれた一人の女性の逆襲。

 

「哀れなるものたち」を鑑賞。

100点満点で、84点。

(今回はネタバレを含みます。未見の方はご注意)


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久しぶりのR−18指定作品の鑑賞。


「マリグナント 狂暴な悪夢」以来だと思う。


あの映画は、ジャンルとしてはホラー映画であり、
自分が子供の頃に見たら、100%トラウマを抱えるレベルの、
かなりのインパクトを伴ったシーンが登場したので、
僕も「なるほど。これは子供と一緒に見るもんじゃないね」と、
18禁という扱いにはある種納得したが、
今回の「哀れなるものたち」は、
とにかくダイレクトな性的描写が、これでもかというレベルで炸裂するので、
18歳未満の子供はおろか、家族で見るのもオススメできない作品である。


性描写以外に、手術シーンや解剖シーンも登場するし、
これらもオブラートに包むような描写ではない直接的なものなので、
そういった光景が苦手な人にもオススメできない。


物語の概要は、
橋から身投げをした若い女性が、
ある医者によって蘇生手術を施され、
知能指数が幼児並になるものの、
ひとまず健康体を取り戻し、脳が成長するにつれ、様々な体験と学びを得ていくというもの。


ベテラン名脇役であるウィレム・デフォーが演じる医学博士ゴドウィンは、
子供の頃に、父親から虐待とも言える人体実験を数々受けたようで、
その風貌はさながらフランケンシュタインのようだ。


そして、主演のエマ・ストーンが演じるベラが受けた手術であるが、
実は身投げをした時に、彼女は子供を身籠っていて、
博士はなんと、彼女の胎児を子宮から取り出し、その胎児の脳を母体に移植したのである(ひええ・・・)。


ベラはある日、
好奇心から自分の性器にリンゴ(だったと思う)を挿入したところ、
その行為が快感をもたらすことを覚えるのだが、
その感覚に取り憑かれてしまい、
そこから常に「気持ち良い事」を望むようになる。


その後、ベラは、放蕩者の弁護士ダンカン(演じるのは、ハルクでお馴染みのマーク・ラファロ)の甘言にそそのかされ、
ゴッドウィン博士の元から離れる決意し、外の世界へ旅立つことになる。


そこからは、事あるごとにセックスの様子が描かれるのだが、
もちろん、これはただのエログロ描写の見せつけに主眼を置いた映画ではない。


物語が進むにつれ、
ベラの知性も大人並に向上していくのだが、
それに伴って、ベラは社会的な問題に対峙することになり、
ある種の矛盾を抱えながらも、哲学的な論理と思考を携えて、主体的な行動を起こすようになる。


そうしたベラの行動によって浮き彫りになってくるのは、
男たちの傲慢さと、常に力によって支配を試みる愚かな権力志向性である。


振り返って見れば、
ベラに手術を施したゴドウィン博士も、
ベラを蘇らせはしたが、その動機は、道徳心や、人の命を救う医者が持つべきであろう使命感からではなく、
「人体実験」なので、とてつもない暴力を犯していると言えるし、
ベラを外の世界に連れ出したダンカンにおいては、

彼はベラを、自身の性的欲求を満たす存在としてしか捉えていないので、
彼から女性を敬う気持ちなど、欠片も感じられない。

 

物語中盤における、ベラが娼婦として働き始める一連の展開などは、

そのような男たち(男たちが作り上げた社会規範とも言える)に対しての、

真っ正面からのアンチテーゼを汲み取れるシーンがあるし、

娼婦の館内における数々のセックスシーンにも、(娼婦という職業への是非は別にして)女性の持つたくましさが描かれると共に、

男性たちに対する痛烈な皮肉が込められているように感じた。


物語の最終盤に至っては、かつてのベラの夫と名乗る軍人が現れ、

この男こそが、男という生き物が持つ醜悪な要素を煮詰めたかのような最悪な人間なのだが、

その男の横暴な振る舞いと要求に対しても、ベラは毅然と立ち向かう。

 

男たちによって、人生を翻弄された一人の女性が覚醒していく様は、

僕の目には、まさに「男主導の社会が生んだ歪みへの問題提起」のように映ったわけである。

 

本作はアカデミー賞に11部門もノミネートされたとのことだが、
主演のエマ・ストーンは、これで主演女優賞を取るような気がする。


上映時間は2時間20分ほどと、少し長めであるし、
内容的にも人を選ぶ作品であると思うが、個人的には、かなり楽しめた作品であった。