シンゴさんの、ふとしたつぶやき。

100点満点採点で映画を評価した記事と、あと他愛もない雑談と。

オーディオ初心者が初めて中華イヤホン(1万円)を買った感想。


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有線イヤホンを買った。

 

中国のメーカーのものである。f:id:otomiyashintaro:20230630224701j:image

価格は約1万円。

 

有線イヤホンで1万円を出すのは人生で初めてで、中華イヤホンの購入というのも初めてである。

 

「これで大した音じゃなかったら、むせび泣きますよ」って話だが、
まあ1万円出した価値は、今のところ部分的にはあったかな?って感じ。

 

言いたい事は色々あるが(それをこれから書いていく)、確かに「良い音」ではある。

こないだfinalのE2000というイヤホンを購入して、f:id:otomiyashintaro:20230630225239j:image

値段の割には中々・・・いや、かなりイイ感じだと思ったが、
今回購入した「心鏡(Heart mirror PRO)」という製品は、
パワー、解像度といった点では、
そのE2000を確実に上回る一品だと思う。

 

装着感もすごく良い。

 

 

まず始めに大黒摩季の「熱くなれ」を聴いてみたのだが、
良い悪いは別にして、とにかく音のメリハリが際立つ。


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「うわ〜、今まで聴こえなかった音が聴こえるし、パワーが今まで聴いてきたイヤホンと全然違うなあ〜」と、
ファーストインプレッションは、けっこう感動した。

 

このイヤホンもE2000と同様、
中高音域をしっかり響かせるタイプだと思うのだが、
かと言って低音がショボいというわけではない。
それなりに強くてシャープな低音も出ている。

 

ただ、どちらかというと昔から「重低音!」というサウンドを好む傾向の僕としては、
実のところ、このタイプのイヤホンには、
ほんの少しばかり苦手意識を感じているのだ。

 

まあなんというか、とにかく高音がすごくキラキラ鳴っている質感で、
「耳に刺さる」まではギリ行かないが、
僕はこの手の音の傾向は、一定時間聴いていると疲れてくるし、
凛として時雨なんかは「ザ・高音ミュージック」の代表格と言えるサウンドであるが、
このイヤホンで、大きめの音量で何曲も聴き続けるのは、ちょっとしんどいかな?と感じる。


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あと、ジャンルを選ばず、歪み系のギターサウンドの聴こえ方が、
僕の耳にはちょっと「品が無い」ようにも聴こえる。

 

PassCodeを聴いた時なんかは、
むしろAirPods Pro 2で聴いた時の方が、
全ての音域が綺麗にまとまっている感じで、快適に聴こえたくらい。


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「品が無い」という表現を別の言葉で言い換えると、
このイヤホンは、まだ使い始めて間もないという事もあるのかもしれないが、
えらく「音が硬い」というか、えらく「鋭い」というか、
音に「バリ」が残っているような感じ?で、
まあこのあたりは人それぞれの好みなのだろうけど、
この傾向は大体のラウドロック系、メタル系を聴いた時に顕著に感じた。

 

もう少し使い込んでいったら、
E2000を最初に聴いた時にも感じた、この「バリ」みたいなものが取れるかもしれないし、

あるいは、今の僕のイヤホンの使い方が、単にスマホ直挿しだから、そう聴こえるのかもしれない。

 

エージングの進行や、
あるいはアンプをスマホとイヤホンの間にカマして、4.4mmバランス接続にしないと、
このイヤホンの真の実力、魅力を体験できないのかもしれない。

 

まあ何にせよ、このクッキリハッキリサウンドは、
解像感に欠けるイヤホンで聴くよりかはずっと良い。

 

米津玄師の「Flamingo」なんて、このイヤホンで聴いたら最高であった。


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それにしても、イヤホンを含めた音響機器というのは不思議なものである。

 

解像度、パワー、音場の広さに優れたものが、万人にとって「絶対的にいいモノ」とは限らない。

 

いくら美味しいと言っても、
「毎日、高級肉ばかり続けて食べられない」というのに似たものがあると思う。

 

僕の耳には「あれ?これならむしろワイヤレスイヤホンで聴いたほうが、まだ快適やぞ」と感じる音源もあったのは事実。

 

こういった新たな気づきを得る事で、人は「沼にハマっていく」のだろう(笑)。

 

という事で、今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。