「エレキの神様」寺内タケシさんが18日、
82歳でお亡くなりになった。
僕が小学生の時に「ギターを弾いてみたい」と人生で初めて思わせてくれたのが寺内タケシさんだ。
いつ頃かはっきり覚えていないが、
夏休みに家族ぐるみで親戚の家に遊びに行った時に、「寺内タケシとブルージーンズ」のライブを収録したカセットテープが置いてあって、
僕はギターミュージックとして編曲された
「津軽じょんから節」を、その親戚の家で何回も聴きまくっていた。
この曲が始まる冒頭の「水深444メートル・・・」のMCを僕が物真似して、
いとこに披露したら、ゲラゲラ笑ってくれたのは懐かしい思い出だ。
中学生の頃には大阪西梅田のサンケイホールという会場でのコンサートにも一度行った。
僕はその頃になると、メタルやハードロック、パンクなど、寺内さんの奏でる音楽より派手でうるさい、とても激しい音楽にハマっていたが、
寺内さんのギターは、それらとはまた全く違う領域で「カッコ良かった」。
演奏者というのは、
「こういうジャンルの音楽をやっているからカッコいい、ダサい」とかじゃないのだ。
寺内さんのギターには、寺内さんの歩んできた生き様のカッコ良さが滲み出ていた。
本当に寺内さんには感謝しかない。
ありがとうございました。
謹んで御冥福をお祈りします。