最近、ちょっとメンタルが病み傾向だったのだが、
(と言っても、まわりの人が見たら、どう見ても元気で充実してそうな風にしか見えないと思うが)
Mー1グランプリで錦鯉の優勝を目の当たりにしてから、
だんだん元気を取り戻してきた。
「ああ、やっぱりこういう時(病んでる時)は、自分にとってはお笑いだな。」と思って、
昔から好きな漫才師であるテンダラーのネタを、
ここ数日間、仕事が終わって家に帰った後、久しぶりにひたすら見ていたのだが、
この2人の漫才はやっぱり面白いと思った。
結成27年半という事で、
もう完全にベテランの域に入っているが、
テンポ、動き、ボケとツッコミ両方の切れ味、掛け合いのリズム・・・
総合的に見て、今時の若手と比べても、負けていないどころか、
「いやこれ、日本で最強の漫才師じゃねえか?」と思ってしまった。
まあ、笑いは人それぞれ好みがあるので、
「そうじゃない!1番面白いのは○○だ!」という意見があったら、その人にとってはそれが正解なので、それはそれとして尊重するが、
(テンダラーを「最強」と言ったのは、「順位的に1番」というのとはちょっとニュアンスが違います。最大級のリスペクトを表す言葉としての「最強」です)
控えめに言っても、
テンダラーは「最高クラスの中の一つ」であるのは間違いないと思う。
もしMー1グランプリが、出場資格である結成15年以内の縛りをなくしたら、
テンダラーは、余裕で最終決戦のファイナリスト3組に残れるんじゃないか?と思ってしまったりもする。
お二人は2001年、2002年、2003年、2004年のMー1グランプリにて、いずれの大会でも準決勝まで進出した実績がある。
Mー1に出場した時のネタを僕は見ていないので、
その当時はまだまだ漫才が荒く実力不足だったのか、
大舞台でいまいち調子が出なかったのか、
審査員にハマらなかったのか、
はたまた審査員の見る目がなかったのか、
それは僕にはわからないが、
とにかくテンダラーは、昔から個人的にめちゃくちゃ面白いと思う。
大声を出したり、奇天烈な動きで暴れたりするんじゃなくて(それが悪いというわけではない)、
「うん、そうそう、これを『漫才』と言うんだよな」と、
「漫才を見にきた人間」を納得させてくれる漫才を見せてくれるテンダラー。
数年前に、なんばグランド花月で初めてお二人の生の漫才を見たが、その面白さに爆笑し、そして感動した。
YouTubeで見ているうちに、また劇場で見たくなってきた。
グランド花月には電車で30分で行けるし、
来年、久しぶりに劇場に見に行ってみようかな。