シンゴさんの、ふとしたつぶやき。

100点満点採点で映画を評価した記事と、あと他愛もない雑談と。

英語学習を本格的に再開して約2年。ついに海外ドラマを字幕なしで見るようになる。

ちなみにこれは、「見る」ようになっただけで、

逐一セリフを聞き取れているかというと、

ハッキリ言ってまだまだ。

 

初見では「どういう意味だ?」、

「何のことを言ってるんだ?」となる場面がいまだに多い。

 

でも映像とその後の展開で、

「ああ、多分こういう事を言ってるんだな(言ってたんだな)」と大体分かるようになったし、

リスニング力は2年前と比べものにならないくらい向上しているので、

以前の僕のように、

「もう分かんなさすぎて見るのしんどい!やめやめ!寝る!」

とはならなくなり、

前回の記事で紹介した「ブレイキング・バッド」にて、

5シーズン全62話の字幕なし視聴を完走することに成功したわけである。

 

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これは、自分にとってはすごい進歩。

 

ちなみにこの「ブレイキング・バッド」、

どういうお話かと、あらすじだけ言うと、

薄給で、バイトも掛け持ちしながら家族の生活を支えている高校の化学教師が、

肺がんになり余命宣告をされるのだが、

その治療費やら生活費を稼ぐために、違法薬物の精製に手を出してしまう、

というもの。

 

配信当時、ここ日本では、

話題騒然という盛り上がりまではなかったという気がするが、

本国アメリカでは、

「おい、『ブレイキング・バッド』見てるか?え?見てない?正気かお前?はよ見て」

という温度感だったらしく(知らんけど)、

とにかくすごい反響だったらしい。

 

僕もシーズン1こそ、

「ああ、まあ確かに面白いなあ(なるほどね、わかるよ)」くらいの感じだったが、

その後どんどん引き込まれていって、

シーズン4くらいになると、

「はよ家に帰って、ブレイキング・バッド見たいから、今日は絶対に残業発生するな!」と、

夕方くらいから目が血走っていた(笑)。

 

かなり衝撃的な殺人シーンがある(あと、「うわあ、めっちゃ可哀想・・・」という殺人シーンもある)ので、

そういう描写が苦手な人だったり、

犯罪モノに興味がない人にとっては食指が動かないかもしれないが、

僕にとっては、その面白さもさることながら、

「初めて字幕なしで、全ての話を英語で見たドラマ」として、

思い出深いシリーズとなった。

 

今は、この「ブレイキング・バッド」のスピンオフ作品である「ベター・コール・ソウル」というドラマを字幕なしで見ているが、

これの英語がまた難しい(汗)。f:id:otomiyashintaro:20241226162612j:image

 

英語ペラペラへの道はまだまだ険しいが、

着実に進歩しているので、

なんとなく来年のどこかで、

「あ、俺もう英語大体分かるわ」というブレイクポイントが訪れそうな気もしている。

 

 

最近見た映画2本をサクッとレビュー。「JAWAN/ジャワーン」 「エルカミーノ: ブレイキング・バッド THE MOVIE」(2本ともネタバレあり)。

※今回紹介する2本のレビューにはネタバレが含まれています。

あと、ドラマ「ブレイキング・バッド」のネタバレも少し含んでいますので、未見の方はご注意ください。

 

まずは「JAWAN/ジャワーン」(ネタバレあり注意)。

100点満点で、73点。


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一言で言うと、

「みんな、投票する時はよく考えろよ」というメッセージを伝えたい映画。

 

数多のインド映画に漏れず、

「良くも悪くも上映時間が長め」、

「良くも悪くも演出がクドい(濃い)」、

「良くも悪くもツッコミどころ満載」、

そして「唐突に踊りだす」という、

インド映画あるあるが詰まった一本である。

 

本作は、とにかくインド映画ファンが望むものを余す事なく披露はしているが、

ハリウッド的な、ある意味スタイリッシュな成分が多めで、

個人的には、インド映画としてはちょっと薄味になってしまっているというか、

良くも悪くも欧米チックに洗練されすぎている感があり(特にダンスシーン)、

だいぶ前に見た「RRR」に比べると、

自分はあっちの方が好きかな、と。

 

でも、この「ジャワーン」もインド映画を見なれていない人が見たら、十分に「濃い」映画だとは思う。

 

女性専用刑務所で生まれ育った子供が成長して、その刑務所の所長になり、

収監されている女性たちを部下に従え、

ほぼテロ行為な犯罪を仕掛けるも、

それは権力者達の横暴に歯止めをかけるための「世直し行為」であって、

絶対に一般市民の犠牲は出さない・・・という、

「いや、そんなの無理だろ」な設定であり(笑)、

その上、この犯罪行為を主導する刑務所所長が、

テロ対策本部の美人警察官と恋に落ちて結婚するという、

新婚さんいらっしゃい!」に出演したら、未来永劫に渡って「神回」と認定されるであろう無茶苦茶な展開なのだが(笑)、

このアイデアをもってして、ちゃんとした脚本を組み立てられているのが、

この映画(というかインド映画)のスゴいところではある。

 

ただ何度も言うが、ほぼ全編ツッコミどころだらけ(笑)。

 

まあ好きか嫌いかで言ったら嫌いじゃないし、

3時間近くもありながら飽きる事なく楽しめたので、それなりに良かった。

 

続いて、「エルカミーノ: ブレイキング・バッド THE MOVIE」(ネタバレあり注意。「ブレイキング・バッド」のネタバレもあります)。

 

100点満点で、62点。


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NETFLIXオリジナルドラマで、

「史上最高の傑作ドラマ」との呼び声も高い「ブレイキング・バッド」に登場する主人公の1人、ジェシー・ピンクマンのその後の物語。

 

はっきり言って、

これは「ブレイキング・バッド」を見ていない人が見ても何がなんだかよく分からないし、

ほぼ楽しめないであろう1本である。

 

で、超絶今ごろ感がありつつも、

ブレイキング・バッド」本編を最近になって全シーズン視聴した予備知識ホヤホヤ状態の僕が見ても、

正直、ドラマ本編ほどに面白い、という事はなかった。

 

まあドキドキするシーンはいくつかあったけど。

 

ちなみに、ドラマの方はめちゃくちゃ面白かった。

予想を遥かに超えてくる展開が目白押しの、とんでもねえ脚本のドラマである。


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で、話を「エルカミーノ」に戻すと、

これを見ていてちょっと残念だったというか、

いや、かなり残念だったのは、

ブレイキング・バッド」本編の終盤に登場する、

トッドという名のサイコパスな青年がいるのだが、

この人がドラマ出演時と比べて、看過できないレベルでお太りになられていた事。

 

というのも、この「エルカミーノ」の話の大半は、

時間軸的に「痩せている時のトッド」が登場している最中のエピソードが中心になっており、

その普通体型の人が、1日とか2日とかの割と短い時間枠内で急に太るのは科学的に有り得ないわけで・・・(苦笑)。

 

ドラマが終了してから何年後かに出演者たちを再結集させ、撮影を開始したら、

世の中諸行無常なので、

その数年の間に誰かしら太ったり痩せたりなんかはありますよね・・・という事なのだが、

登場した瞬間、「え・・・?お前、トッドよな?」と、

カップラーメンを食いながら見ていた箸の動きが止まるレベルで太っていたのは、

ちょっとまあ、びっくりはした。

 

よく調べていないので、

もしかして病気とか何らかの薬の副作用とかで太ったとしたなら、

ここに書いてある事は失礼極まりないし、謝らないといけないが、

まあでも、トッドが太っていなかったら、もう少し映画の内容に入り込めて、

得点も3点くらい上がったかもしれないので(たったの3点かい)、

ここは極めて惜しいポイントではあった。

 

というわけで、今回の映画レビューはここまで。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

【速報】M−1グランプリ2024がもうなんか色々と凄かった。これ、20回目にして過去最高の大会じゃない?

M−1グランプリ2024は、令和ロマンが優勝した。

 

史上初の連覇で、

しかも「2年連続でトップバッター」での優勝。

 

凄い。凄すぎる。

 

この2つの「初」を成し遂げるコンビは、

今後もう2度と現れないんじゃないか?

 

いやぁ~・・・。

もう一回言うが、凄すぎる。

それにしても全体的に今年は、自分的に過去一で面白かったなあ・・・(しみじみ)。

 

特にファイナル3組の出来は、

本当に「もう3組とも優勝にしたってくれ!」と言いたくなるくらいの出来で、

バッテリィズが終わった時点で、

「うわあ、これはヤバいわあ(こんなん、どれか一つにするって酷やわ)」と、

全く審査と関係ない、いち一般人の僕がテレビの前で頭を抱えて悩む始末(笑)。

 

今大会はハナから前年優勝の令和ロマンが、

なんと2年連続でトップバッターを務めるという波乱の展開もさる事ながら、

驚いたのは、その後7組目のバッテリィズが1位に踊り出るまで、

最初の3組(令和ロマン、真空ジェシカヤーレンズ)が壁になり、

後に登場してくるコンビ達に立ちはだかるという、

おそらく過去に無かったのではないか?と思われる異例の展開。

 

そして上位3組に入れなかったコンビ達のいくつかも、

出順次第では十分ファイナルに残れたんじゃないか?

と思わせるハイレベルな大会だったと思う。

 

素晴らしい大会だった。

感動した。

 

令和ロマンさん、おめでとうございます。

最高に面白かったです。

まあカスハラにまでは及ばないのだけど、「買うもの決まってるから早く(私から先に)接客してくれる?」は全くもって一理ない。

これはだいぶ前にも同じようなテーマを書いて、

その当時の僕がけっこう頭に血が昇ったような書き方をしてしまったので(あの時は若かった・・・と言っても一年以内の事だが笑)、

後々、確か削除したと思うのだが、

入店客が多くて順番待ちになっている時に、

上のタイトルのような、理屈が通らない事を言う人が未だにチラホラいるのだ。

 

まあ、これを言う人の中には、

半ばイライラというか、キレ気味にこっちに訴えてくる人もいるが、

そのほとんどは割と落ち着いた口調で(でも内心はイライラしてる。絶対)、

「あの~すいません。

自分はもう購入するものが決まってるので、接客してもらって良いですか?」

という感じである。

 

このフレーズを聞くたび、

僕は、「申しございませんが、お客様。

仮にですよ、お客様の前でお待ちの数組の方に今日のご用をお伺いして、

もし全員『買うものはすでに決まっている』と仰っしゃりましたら、

お客様はそれでも『いや、でも自分はそんなに時間が掛からないはずだし、自分こそ優先で』とおっしゃいますか?」

という言葉が、

喉を通り越して歯茎の裏ぐらいまで出そうになる(笑)。

 

もちろんこんな事を言えば、

その時は冷静を装っていた客も、

「何、お前?!客に向かってそんな言い方があるか?え?!」

とブチ切れるのは想像に難くないので決して言わないのだが、

本当に、この「買うものが決まってるので云々」は、

いい大人なのに思慮が足りないというか、

自分の事しか考えていないのかな?と、愕然とした気持ちにさせられるのだ。

 

現実的には、

「誠に申し訳ございませんが、基本的に順番にお伺いしているので・・・」と言うと、

そのほとんどは引き下がるが(悪態をついて何も買わずに去った客ももちろんいる。それって時間を無駄にしただけ笑)、

なんか、もうちょい自分以外の人の事を考えてくれないかなあ。

色々とその人なりの事情とかスケジュールとかあるんだろうけど、

割と善良そうで、パッと見、聡明そうな見た目の方がこれを言うと、

けっこうガッカリするなあ。

 

「こんなシュッとした見た目の人でも、こういう発想をするんだね」と。

Amazonブラックフライデーで破格の割引をしていたワイヤレスイヤホンを買ってみたら音が良すぎて笑ってもうた。

これです。↓

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DENON Perl Pro。

 

今から一年ちょい前くらいに発売されて、

発売当初の価格が確か5万7千円くらいだったと思うが、

その後、あんまり売れなかったのか、Amazonでは大体、常時4万2千円ほどで出品されており、

それが今回の割引で2万1千円ちょい(笑)。

 

「安すぎやろ」ということで、

イヤホンを新規購入する予定は全く無かったのだが、衝動買いしてしまった。

 

開けたらこんな感じ。↓f:id:otomiyashintaro:20241212124219j:image


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このイヤホンの最大の売りは、

Masimo AAT (Adaptive Acoustic Technology)という独自の技術を用いて、

その人の聴力に合わせた最適のサウンドに調整するというもの。

 

で、僕も当然のごとく、この機能を使って自分だけのパーソナルサウンド調整を行ったのだが(下の画像が僕の聴力をイメージ化したもの。円の12時方向が低音域で、そこから時計回りに高音域の周波数帯に向かっていく。水色の模様が円の淵に近づく、もしくは円の外に飛び出すほど、その周波数帯に帯して敏感である、とのこと)、f:id:otomiyashintaro:20241212125646j:image

この結果、耳に入ってくる音がもう素晴らしいのなんのって。

 

パーソナライズ前のサウンドは、

並のイヤホンで聴ける音か、それ以下くらいだったのだが、

パーソナライズ後は、別のイヤホンにすり替わったような劇的な変化。

 

その音は一言で言うと、とにかく「濃厚」。

特に低音の迫力と濃密さはとんでもない。

 

それでいて各楽器とボーカルのパートは、

レコーディング状態の良い音源なら、大体どの音源を聴いてもしっかりとした分離が感じられ、

音場については、イヤホンで聴いているというよりも、

ヘッドホンで音楽を聴いている感覚に近いような空間的広がりを感じる。

 

「このワイヤレスイヤホンは、定価でこれと同価格帯の有線イヤホンをDACを介して聴いた時と同等の音質か?」

と言われたら、

流石にそこまでにはあと一、二歩及ばないのかもしれないが、

もはやそんなのは微細な差であると思ってしまうレベルの音の良さである。

 

「ワイヤレスにしては上出来。まあでも有線イヤホンには敵わないよね」などという野暮なコメントは、

僕の頭には思い浮かばない。

 

僕的にはむしろ、

「ワイヤレスでこれなら、もう家にある有線イヤホンを使わなくなるんじゃないか?」という音だ。

 

一年前に発売されているので、

今日の僕の感想は、今ごろ感があるのかもしれないが、

ワイヤレスイヤホンはとんでもない進化を遂げていると、

しみじみと感動してしまった。

 

惜しむべくは、これでノイズキャンセリングがもう少し強ければ、

僕としては、ほぼ100点満点に近いイヤホンだった。

 

効いていない事はないが、

普段使っているAirPods Pro 2と比べると、やはり劣る。

外音取り込みも「使えないことはないが」というレベルに留まっており、

この点を踏まえると、セール時以外の価格で購入すると、少し割高感が増すのは否めない印象である。

 

外出用としては、僕はやはり今後もAirPods Pro 2を使用することになるだろう。

 

それにしても、この音をパッと気軽に使えるワイヤレスイヤホンという形態で、2万円ちょっとで手に入れられたのは、凄く有り難い。

 

今年自分が買った商品で、

間違いなくNo.1クラスの満足度。

 

良い音で音楽を聴きたいが、そんなにお金を掛けたくないという人は、

セール時を狙ってこのイヤホンを購入してみるのはアリかと思います。

2024年の僕のSpotifyまとめ(他人にとってはどうでもいい話ですが)

普段、音楽ならびにポッドキャスト配信サービスのSpotify(スポティファイ)を利用している僕であるが、

この一年間、どのような音楽を聴き、どのような音声コンテンツを聴いてきたのか、

Spotify側がまとめてくれたので、今記事で晒そうと思う。


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もちろん他人様にとってはどうでもいい情報である(笑)。

 

まず、今年の再生時間であるが、

なんとこれが世界中のリスナーの上位4%に入っているらしい。f:id:otomiyashintaro:20241207122752j:image

 

聴きすぎ(笑)。

 

確かに、家で過ごしている時以外でも、

移動中や仕事の休憩時間では、常にSpotifyで何かしらを聴いているので、

ヘビーリスナーだろうな、とは自覚していたが、上位4%レベルとは驚いた。

 

次に、1日で最も再生時間が長かった日は8月19日で、

この日は478分(7時間58分)も聴いている。f:id:otomiyashintaro:20241207122818j:image

 

これも聴きすぎ(笑)。

 

次に、今年の音楽の再生曲数は310曲。

これについては「へえ」という感じ。

特に言及することはない。f:id:otomiyashintaro:20241207122829j:image

 

そして、今年最も聴いた曲が、

BABYMETALの「シンコペーション」。

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ちなみに、僕はこの曲を歌うのも好きである。

もうすぐ48歳になるという男が歌うような類の曲ではないかもしれないが(笑)、

喉の調子が悪くない時であれば、

原曲キーでファルセット(裏声)を使わずに、

そして金切り声のようなハイトーンにもならずに余裕で歌えるし、

もっと言うと、

男でこの曲を歌わせたら僕が日本一上手いと思っている(笑)。

 

証拠になる動画などないが、

本人が感覚的に「これをこのレベルで歌える男は俺だけだろ」と思い込んでいるのだから仕方がない(笑)。

 

思うだけなら誰にも迷惑をかけないので、どうか思わせてください。

 

で、今年よく聴いた曲の上位5曲がこれら。
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次はポッドキャスト

今年、現時点で51,630分(860.5時間)聴いている。

これについては、ほぼ英語のコンテンツで、

時々、中国語か韓国語の番組を聴いている。

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「一番聴いたトピックは教養・学習」ということで、

先ほども述べたように、そのほとんどが英語の番組だが、

これについても、教養・学習カテゴリーを聴いているリスナーの上位0.5%の中に自分が入っているとは驚いた。f:id:otomiyashintaro:20241207122923j:image

 

これで、後々英語ペラペラにならんかったら自殺レベルに落ち込むわ(笑)。

 

で、よく聴く番組トップ5が下のような感じなのだが、

基本的にニュースやドキュメンタリーが多い。f:id:otomiyashintaro:20241207122934j:image 

 

この一年間で、自分でも間違いなく英語のリスニング能力が上がったのは分かるが、

キャスターやMCの喋っている内容を全て理解できているか?というと、

はっきり言って、それはまだまだという感じ(だけど「今、自分の聴いているものが、何について話されているものなのかよく分からない」という事は、英語に関してはもうほぼ無くなった)。

 

英語はこれからも継続してやり続けるし、

英語に取り組むという事については絶対に挫折する気がしないので、まあ大丈夫。

近い将来、ペラペラになるでしょう。

 

以上、僕の2024Spotifyまとめでした。

最近見た映画3本をサクッと点数付きでレビュー。「動物界」 「正体」 「アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師」

※今回は、「正体」と「アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師」に大きなネタバレを含みます。

未見の方はご注意。

 

まずは、「動物界」。

100点満点で、69点。


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人間が動物の姿に変異していく、という謎の奇病を描きつつ、

現代における人間社会の問題点についても触れる社会派SF作品。

 

「人間が動物になってしまう病気」というと、

主人公が芋虫になってしまうフランツ・カフカの「変身」が思い浮かびそうだが、

こちらの方は、鳥やオオカミ、カメレオンやタコなど、

動物の種類もバラエティに富んでいる。

 

僕の知る限り、ありそうでなかったタイプの面白いアイデアの映画だし、

「常に異物を排除しようとする」人間社会の冷酷さを浮き彫りにした点も評価できるが、

脚本と演出面において、もう一捻り欲しかったな、といったところ。

 

テンポ感ももう少し軽快であれば良かったように思える。

途中、ちょっと眠たくなってしまった。

 

ラストは悲しいものではあるが、

一筋の希望を感じさせるところもあり、中々良かった。

最後のお父さんの思いに、こちらも思わず泣きそうになった。

 

続いて、「正体」。

100点満点で、75点(※ネタバレあり)。


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殺人の罪を着せられた青年が、

自分の無実を証明するため刑務所から脱走し、

真実を明らかにしようする物語。

 

面白いか面白くないかで問われると、

「面白い」と言える作品であったが、

要所要所のツッコミどころが引っ掛かり、

自分としては75点、という惜しい点数となった。

 

まず冒頭、

死刑囚の横浜流星が救急車から脱出するシーンからして、

「いや無理だろ」となる。

 

あの状況、1人で3人を相手にして逃げおおせるなんて、

ほぼ不可能に近いと思われるのだが・・・。

 

でも逃げてしまわないとそこで映画が終わるので、

何故か居合わせた警官も銃を抜かず、

結果的に逃げれてしまうんだな、これが(笑)。

 

次は物語中盤で、

吉岡里帆横浜流星を庇い、逃走を手助けしてしまうシーン。

 

完全に警察の行動を妨害しているので、あれはれっきとした犯罪なのだが、

そのあたりについて、吉岡里帆はその後何も問われず物語が進行していく。

 

まあ、それ(吉岡里帆の警察への妨害)を追求しだすと、

物語が本筋とは関係のないところに流れていってしまうので、

いちいちそんな事をあげつらっている僕の方がおかしい、と言われればそれまでなのだが。

 

で、その吉岡里帆が庇ってくれたおかげで、

横浜流星は、匿われていたマンションから脱出し、近くの川に飛び込んで、

警察の追手から逃げきることに成功するのだが、

いやいや、それも無理だってば(笑)。

 

現実問題、応援に呼ばれた警察がすぐ近くにいるはずなんだから、

川に飛び込んだ時点で移動速度は格段に落ちるし(服を着たまま泳ぐことになるから尚更)、

逃げる方向と位置を確認しやすいので、もう逃げ切れないって。

 

そして終盤、

横浜流星は、被害者の遺族が入居している介護施設に偽名で就職を果たすのだが、

ここに至っては、もはや変装も超薄めになっていて(つうか、ほぼ変装してない。メガネ掛けてるだけ)、

ぱっと見で、「あ・・・!この顔はもしかして脱走中の死刑囚?!」と気づかれるレベル(後々、案の定バレる)。

 

同僚、入居者、なぜ誰も気づかない?(笑)。

 

クライマックスで横浜流星が特殊部隊に包丁を持って襲いかかるのも、

「こんな事しちゃったら、たとえ殺人は無実となっても、別件で逮捕されてまた刑務所やんけ」

と突っ込まざるを得ない。

 

という感じで、

「なんだかなあ」な場面が多くあるものの、

横浜流星山田孝之を始めとする俳優陣の演技が良かったし、

ストーリーとしては面白かったので、まあ良いんじゃね?という評価。

 

あと、映画のストーリーとは関係ないが、

横浜流星の顔面、イケメンすぎ。

生まれ変わったらこういう顔になりたい(笑)。

 

続いて、

「アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師」。

100点満点で、90点(※ネタバレあり)


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カメラを止めるな!」の大ヒットで名を馳せた上田慎一郎監督の作品。

 

最近NETFLIXで大ヒットした「地面師たち」を思わせるような展開で、

あれにインスパイアされたのかな?と一瞬思ってしまったが、

後で調べてみたら、この物語は「地面師たち」が配信されるより遥か前の2016年に発表された韓国ドラマ「元カレは天才詐欺師♡ 38師機動隊」という作品が原作になっているとのこと。

 

はっきり言って、これは面白かった。

 

観客の自分も、最終的に詐欺師たちの筋書きにヤラれた!となり、

この脚本には唸った。

 

「なんか『地面師たち』みたいだなあ」と思いつつも、

面白いので、特にその辺については問題なし(笑)。

 

冷静に考えると詐欺師たちの企てが、

無理というかリスクがありすぎて(ビリヤードの場面や、お金のすり替えの方法など)、

先ほどの「正体」を超えて、

ある意味「もはやツッコミどころしかない」とも言えるのだが、

これに関しては、もうこっちは完全にこの作品を優れたフィクションとして咀嚼してしまっているので、

まあ個人的に問題なし。

 

「毒をもって毒を制す」という諺があるが、

「正義の鉄槌を下すには、悪の手法を取らざるを得ない時もあるのだ!」と、

見終わってから一人で興奮している自分がいた(笑)。

 

というわけで、今回の映画レビューはここまで。

ではまた。