昨日から、日本のプロ野球において、
セパ両リーグ共にクライマックスシリーズが始まっている。
この戦いにおいて、僕が応援する阪神タイガースの動向が気になるところだが(追記:残念ながら、阪神は1stステージにて敗退)、
このクライマックスシリーズなる、
いわゆるプレーオフ制度が始まった当初から抱いていた違和感は、
自分の中で未だに拭われることが無いどころか、
年を経るごとにますます増幅している。
過去において、セパ共に、
リーグ成績が2位もしくは3位のチームが、
クライマックスシリーズにおいて、リーグ優勝チームに勝ち、
日本シリーズを制したことがあるが、
そのたびに「やっぱりね、これは変ですよ」と、
僕は言いたくなるのだ。
「日本一」という呼称は、
「リーグ優勝をしたチームが日本シリーズを制した時にのみ与えられる」
という風になってくれないかな?と思っている。
リーグ2位、3位のチームが日本シリーズを制しても、
そこは「日本一」とは表現せずに、
「日本シリーズ勝者」もしくは、
「日本シリーズ制覇」と表現するのが、世間に浸透して欲しいのだ。
ちなみに、「日本シリーズ優勝」も僕的にはダメ。
あくまで「制覇」と表現して欲しい。
リーグ優勝できなかったチームには、
その年のプレーオフ以降、
「優勝」の2文字を与えるべきではないと思っている。
このあたりは、ちょっとマスコミにもお願いしたいくらいだし、
SNSでこういう認識が広まって浸透してくれたらな、と思っている。
リーグ優勝していないチームが、
日本シリーズを制した時に使われる「下剋上」というフレーズも、
個人的にはよろしくない。
「下剋上」という表現を使った時点で、
結局のところ、
「下剋上して日本一になった」という言い回しに直結する恐れがあるので、
各リーグ2位、3位のチームは、
あくまで「日本シリーズ勝者」、
「日本シリーズ制覇」という表現に留めるべきだと思う。
「2位3位のチームは、真の意味において日本一ではないですよ。
あなたたちはリーグで優勝できなかったので、日本シリーズでは勝ったけど、
決して『日本一ではない』ですよ」と、
世間が一丸となって(笑)定義して欲しいのである。
そうすれば、リーグ優勝したチームのメンバーも、
リーグ優勝チームのファンたちも、
たとえプレーオフで脱落したとて、
少しは気持ちが落ち着くのではないだろうか?
今年、僕の愛する阪神が、
もしも日本シリーズに進出して、
もしも先に4勝したとしても、
僕は「リーグ優勝は逃したけど、日本一やあ!」と喜ぶことはないだろう。
「リーグ優勝は逃したが、日本一」って、
もう論理的におかしいもん(笑)。
「まあ、彼ら(2位3位チーム)は、日本シリーズに勝っただけだから。別に日本一じゃないから」
と世間の認識が一致するほうが、
かなり健全に思えて仕方がないのだが、どうですかね?
僕の考え方、おかしいですか?