さて、初めての革ジャン染め替えも最終回である。
前回、染料を勢いよく塗り始めたものの、
途中で染料が足りなくなる、というお間抜けな展開ではあったが、
さっそく同じ色のものを注文し、先日届いたので作業を再開。
(前回のリンク↓)
https://shingosan.hateblo.jp/entry/2024/07/15/000134
前回までは、前身頃と後ろ身頃を大まかに染めていったが、
今回は、ボタンまわりや、ファスナーまわり、裏地と表地の境目などの細かい部分の作業である。
引き続きフィービング社の「レザーダイ コードバン色」で染めていくとしよう。
というわけで、こういった部分が・・・↓
こうなった↓
塗りが終了↓
仕上げにクラフト社の「レザーコート」を使って表面をコーティングしていく↓
レザーコートを塗りはじめた時は、
「うわあ!緑色になってしまった!」と一瞬ビビったが、
しばらくすると、その色味が消えて落ち着くので気にせず全体に塗り込んでいく↓
今回の作業時間は、約2時間30分。
最初のマスキングテープ貼りから合算すると、全体で大体5時間くらいの作業であった。
さあ、最初の状態と比較してみよう。
Beforeがこれで↓
Afterがこちら↓
ムラが多い仕上がりだが、個人的には茶系のレザージャケットなんて、
ムラのある方が、逆にビンテージ感が出ているみたいな感じで好きなので、
これはこれでいいんじゃないかな?と(はい、下手くその言い訳です笑)。
着るとこんな感じ↓
裏地と表地の境目は、流石に難しかった。
マスキングして慎重に塗っていても、どうしても境目を超えて裏地に染料を付けてしまった箇所があって、
まあこのあたりは「素人のお仕事」という感じである(着ちゃうと見えないから、別に良いけどね)↓
というわけで、初めてのレザージャケットの染め替え作業は以上。
面倒くさかったけど、いい経験になった。
実際にやってみて分かったのは、この作業をプロとして、お客さんからお金を貰ってやっている方は凄いな、と。
これを美しく仕上げるとなると、一朝一夕で身につく技術ではないと思うし、
仕事となると失敗はできないので、中々のプレッシャーのかかる作業であると思う。
とりあえず今回、自分でやってみて、僕はこの道ではプロにはなれないという事が、ハッキリわかりました(笑)。