最近買ったリーガルの定番コインローファー「2177」。
このタイプのローファーは、学生さん達が履いているのをよく目にするが(僕は今までよく知らなかったのですが、学生さんは「ハルタ」というメーカーの靴を履かれている方が多いらしいです)、僕が履くのは人生で初めてである。
「40代後半のおっさんが、学生靴デビューかよwww」と笑われそうだが、欲しくなったのだから仕方がない(笑)。
ということで、購入後に数回、部屋で慣らし履きをして、「もうそろそろ行けるやろ」と、本日外出デビューさせたのだが、家を出てから5分で踵(かかと)がKOされました(笑)。
「5分でアウトなら、家に引き返したら?」とツッコまれそうだが、僕の自宅は駅から3分もかからない場所にあり、
我慢しながら駅のプラットフォームに着いた時には、ほどなくして電車がやってきたので、
「あー、もう戻るのも面倒くせぇわ。このまま乗っちゃえ」と、そのままの勢いで目的地に向かうことにした。
今日は朝から映画館に行って、その後、ブラブラと買い物なんかを楽しむつもりでいたが、
自宅から電車を利用して30〜40分ほどの距離にある映画館にたどり着いた時点で、
「やべえ。もう無理かもしれん・・・。これ、見終わってから今日、自分の足で家帰れるかな・・・・」というくらいの激痛。
立ってるだけの時や椅子に座ったりしている時は、少々締めつけがキツいなと感じる程度で、痛みはそんなに無いのだが、歩きだすともう地獄。
ちなみに今回は、ローファーあるあるの「踵パカパカ」が嫌すぎるので、普段よりハーフサイズ落とした物を購入した。
もしやこれが間違いだったのだろうか?(けど踵パカパカだけは、自分的に絶対に嫌)
新品の革靴というものは、足に馴染むまで多少の修行は付きものであると認識はしているが(でも履き始めからほとんど苦痛がない相性の良いものも勿論ある)、
この2177は、僕にとってはとんでもねえ強敵。
普段仕事で履いている本革のドレスシューズたちと比べ、2177は厚めの凄くしっかりした革で、
手に取った時から「本当に馴染むんすか、これ?」と疑心暗鬼になるくらい固い。
ここでまた「じゃあ買うなよw」というツッコミも入れられそうだが、もう一度言う。
欲しくなったんだから仕方がない。
踵が触れる部分にクッションパッドもつけて、自分としては準備万端と思っていたが、ちょっとナメてたな、これは。
結局、映画館を出た後は痛すぎて、いつものようにスタスタと歩くのは無理だったので、
まわりの人から「この人、体調悪いのかな?」と思われかねないレベルの、亀の歩みのような、ゆっくりゆっくりとした足取りで駅に向かった。
もう買い物なんてしてられない。今日は大人しく真っすぐ家に帰ります・・・。
駅までの帰り道にABCマートがあったのだが、
「どうしよう?今、別に全然スニーカーとか欲しくないけど、もうここでスニーカー買って、そのまま履いて帰ろうかな?」と、
店の前で5分くらい立ち止まって考えたりもしたし、タクシーを呼んで帰ろうかな?とも思ったりした。
けど頑張って駅まで歩いた。
この期に及んで、「やっぱりお金が勿体ない」と思う気持ちの方が勝った(笑)。
・・・さてどうしよう、この靴。
シェイクスピアではないが、今後もちょっとずつ履いて頑張るか、それとも頑張らずに諦めるか、それが問題だ。
まあ結論としては、革靴はよっぽどサイズを間違えてない限り、履くほどに自分の足に馴染んでくるのは経験上わかっているので、今日をもって諦めるという事はない。
この痛みが記事のネタを与えてくれたという側面もあるので(転んでもタダで起きない)、
このリーガルローファーの修行をブログ内シリーズとして扱う、という手もある。
とりあえず次の休日までに、踵部分の革を手でよく揉んで、少しでも柔らかくしておこうと思う。
というわけで、またレポートします。
2177さんと仲良くなりたいです(笑)。