シンゴさん日記

100点満点採点で映画を評価した記事と、あと他愛もない雑談と。

(核心部のネタバレはなし)「シャドウ・イン・クラウド」 主演女優が根性振り絞って、謎の怪物のちょっかいに立ち向かう、ただそれだけの映画。

 

昨日は、なんばパークスシネマにて

「シャドウ・イン・クラウド」を鑑賞。

 

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2020年製作のアメリカ・ニュージーランド合作映画。

 

第2次世界大戦中、

上官から極秘任務の命令を受けた

モード・ギャレットという名の一人の女性兵士が、ある戦闘機の乗員となった。

 

その戦闘機の乗員は彼女以外、全員男で、

彼女は、男性兵士たちからの冷やかしと、

卑猥なジョークにからかわれながら空の旅を送ることになる。

 

彼女が受けた「極秘任務」とは、

最高機密が中に入っているという革製の「箱」を、

ニュージーランドオークランドからサモアへ届けること。

 

輸送中には、決して箱の中身を見ることは許されない。

 

「元々、この戦闘機の乗員メンバーであったかどうかも疑わしい」と、

他の乗員たちに訝しがられたモードは、

「座る場所が空いていない」という事で、

敵機と対峙するための「銃座」という狭いスペースに一人座らされることになるのだが、

その閉鎖空間において、

彼女は目を疑うような光景に遭遇するのであった・・・・

という、あらすじ。

 

この映画の主演を務める

女性大尉モード・ギャレット役の

クロエ・グレース・モレッツ

(この人↓)

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かつて「キック・アス」という映画の

「ヒットガール」という役柄を演じ、

一躍知名度を上げたそうなのだが、

僕はこの「キック・アス」は未見。

 

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この映画が公開された

2010年前後は、「インセプション」のレビュー記事でも同じ事を述べたが、

僕自身、映画自体をとんと見ていない期間だったので、

(「インセプション」レビューはこちら↓)

https://shingosan.hateblo.jp/entry/2022/02/24/004702

 

この「シャドウ・イン・クラウド」において、

「主演、クロエ・グレース・モレッツ」と大々的に名前をフィーチャーされていても、

「へえ、そんなに有名な人なのか」と、

いまいちピンときていなかった。

 

なので、彼女を有名にした「キック・アス」を、できれば先に見た上で、

この「シャドウ・イン・クラウド」を見たかったのだが、

僕が自宅での映画鑑賞に主に利用しているAmazonプライム・ビデオでは、

すでに「キック・アス」の配信は終了していて、残念ながら、

クロエ・グレース・モレッツという女優の魅力を予め堪能しておくという「予習」は叶わなかったわけである。

 

しかし、彼女のプロフィールをウィキペディアで調べていると、

出演作にマーティン・スコセッシ監督の「ヒューゴと不思議な発明」とあった。

 

僕はこの映画を見たことがあるので、

「え?あの映画に?そうだったっけ?」と、

検索してみたら、

画像を見てようやく思い出した。

 

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そう、確かにこの女の子である。

映画の内容はどんな感じだったか、

詳細はちょっと忘れてしまったし、クロエが出ていることも完全に忘れてしまっていた。

 

さらに彼女の出演作として、

僕が見たことがあったのが、デンゼル・ワシントン主演のイコライザー

 

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クロエが、物語の中でもかなり重要な役どころである娼婦の役で出ていたことを、

これまた画像検索してみたところ、思い出した。

 

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これも僕はクロエが出演していたことをまるっきり忘れてしまっている。

イコライザー」は個人的に「当たり」の映画で、かなり印象的だったにも関わらず、

あの娼婦を演じていたのがクロエだった、

という事を完全に忘れている。

 

そして2018年の「サスペリア」にもクロエは出演していて、

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この映画も僕は見たが、クロエが出演していた事なんてほとんど記憶にない。

下の画像を見ても「ああ、そうだったっけ」という感じ。

 

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ちなみにこの映画は、

僕としてはつまらなかったので、

僕がクロエのことを覚えていないのは、なおさら当然とも言えよう。

 

2022年現在、

クロエ・グレース・モレッツは20代中盤の、

すっかり大人の女性となっていて、

この「シャドウ・イン・クラウド」で、

ほぼ全編通して「彼女の独壇場」とも言えるレベルの主役ぶりを発揮している。

 

映画の内容としては、

はっきり言って真剣に語るものは何もないスカスカの物語で(笑)、

グレムリンというモンスターが、戦闘機を襲うだけのB級アクション映画。

 

上映時間は83分と短く、エンディングにたどり着いた時には、

「これで終わりか。短かかったな」と思ったが、

じゃあもう少し長い時間、この映画を堪能したいか?と問われたら、

「いや、全然」と即答するレベルの、

全くもってどうでもいいストーリーである。

 

まあ、本当に「それだけ」の映画なのかと問われたら、

実はあらすじで書いた「最高機密」は、

それなりにこの映画における重要な意味を持っているのだが、

もちろんネタバレになるので書かないし、

正直なところ、

そこに「グレムリン」が絡んでくる必然性は何も無いのである。

 

前半はさておき、グレムリンが登場する中盤以降は、この手の映画よろしく、ツッコミの連続である。

 

個人的に、近年これほどまでに、

何ら教訓めいたものを得られなかった映画はない。

 

映画の点数としては、

100点満点で、45点である。

 

が、しかし、

全編通して、主演のクロエ・グレース・モレッツの顔と一挙手一投足に対して、

「この人、可愛い」と思ってしまったので、

10点足して、55点(笑)。

 

今回、もうさすがに「クロエ・グレース・モレッツ」の顔と名前は覚えた。

 

この作品はアレだったが、すっかり彼女のことを気に入ってしまったので(笑)、

次回作に期待しよう。

 

という事で、今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。