シンゴさん日記

100点満点採点で映画を評価した記事と、あと他愛もない雑談と。

タイガークエスト2022 天国から地獄へ・・・

 

昨日、25日は阪神ファンの僕にとって待ちに待った2022年のプロ野球開幕の日。

 

記事のタイトルは、ドラゴンクエストの歴代タイトルの雰囲気を意識しているが、

 

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阪神ファンとしては、

まさに文字通りの「地獄に叩き落とされた」開幕ゲームであった。

 

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2年連続で開幕投手を務めた藤浪晋太郎は、

初回に点を取られつつも、その後の大崩れはなく、

7回3失点と先発の仕事を十分に果たし、

藤浪降板の時点で阪神が8-3と5点差のリード。

 

「まあ、今日はよっぽどやらかさん限り、阪神の勝ちでしょw」と、

僕もビール片手にウキウキで、余裕こいて

ツイッターのタイムラインを流し見しながら、

時折、野球中継のテレビ画面をチラ見する感じで観戦していた。

 

8回からマウンドに上がったのは、

齋藤 友貴哉投手。

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この時、ご本人には失礼な話だが、

「ああ、ここで齋藤か・・・。どうなんやろ?点差はあるけど大丈夫かな・・・」

という思いが、僕の脳裏を一瞬かすめた。

 

矢野監督は開幕前、齋藤投手に対して、

「今年は(お前を)勝ちパターンでいくから」と、かねがね伝えていたらしいが、

今日の投球内容を見る限り、

正直、その選択肢は、現時点で心配要素しか感じない。

 

結果として、齋藤はヤクルトのサンタナに、

3点差に迫るツーランホームランを打たれてしまう。

 

このまずい流れに、

阪神ベンチも「やむなし」といった感じで、

去年、東京オリンピックでも侍ジャパンの金メダル獲得に貢献し、

阪神のセットアッパーとして、

その存在を確立している岩崎優投手にスイッチ。

 

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しかし、

「頼む、岩崎。なんとか抑えてくれ」という僕の願いも虚しく、

岩崎も勢いづいたヤクルト打線の猛攻を止めることは出来ず、

1点差まで詰められてしまった。

 

そして、9回表のヤクルトの攻撃。

 

阪神ファンにとって地獄の時間が始まる。

 

この回、マウンドに上がったのは、

新外国人投手、ケラー。

 

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今年の阪神の抑え投手として、アメリカからやってきた助っ人である。

 

僕はキャンプの様子もオープン戦も、

今年はほとんど見ていないので、

彼が一体どんな投手なのかよくわからず、

正直、フタを開けてみなければその実力はわからない。

 

開幕戦から、いきなり最小点差である1点を守るため、

9回のマウンドに上がった新助っ人。

 

その実力や、いかに?

 

フタが開けられた。

 

結果は、ヤクルト山田の同点ホームラン(笑)。

 

僕は座っていた椅子からずり落ちそうになった。

 

ため息しか出てこない(笑)。

 

「もう頼むわ、マジで・・・」と落ち込んだが、

「まあ、もう同点まではしゃあない。

ここまでは許す。

このまま終わらせて9回裏にサヨナラや」と気を取り直し、

最後に笑うことを願っていた僕だが、

その思いが天に届くことはなかった。

 

その後、ランナーを一人置いて、またサンタナがホームラン・・・。

 

ヤクルト、ついに最大7点差をひっくり返し逆転。

 

阪神ファンにとっては、まさに天国から地獄に突き落とされたような感覚である。

 

選挙速報で「当確」の一報が出ながら、

「実は集計ミスで落選でした」と言われた時の、議員候補者の気持ちが分かるような気がした瞬間であった。

 

昨日は、

40歳でスタメン出場した糸井嘉男の、

ホームランを含む3安打4打点の大活躍などもあって、

完全に「阪神の勝ち」と思っていただけに、

この負け方はメンタル的に痛すぎる。

 

誰が戦犯なのか?という話は基本したくないので、

そのあたりは述べないが、

8回の投手起用は、ベンチの見通しの甘さ、

とハッキリと言えるのではないだろうか。

 

「獅子は兎を狩るにも全力を尽くす」という格言があるが、

(「獅子」と「兎」というフレーズを出すと、西武ライオンズと、読売ジャイアンツをイメージさせてしまうので、ここでの喩えとして適切かどうかわからないのだが・・・)

 

阪神は矢野監督になってから、

こういうパターンが多いような気がする(決して矢野監督個人を責めているわけではない・・・って責めてるな)。

 

去年、日本一に輝いたヤクルトスワローズが、「兎」のように、か弱い存在なわけがないし、

(ここの「兎」もジャイアンツとは関係ない。ちなみに「スワロー」は「ツバメ」であるし、そういや、この記事冒頭の画像のドラゴンクエストも「ドラゴン」は中日・・・って、ああ、なんかもうややこしい)

 

あのチームは、ちょっとしたきっかけで、

昨日がまさにそうであるように、

大差を逆転できる爆発力が打線に備わっているのだから、

藤浪降板後の投手起用は、

もうちょっと「堅く」いってほしかった。

 

出すべき投手を先に出したならば、

結果打たれたりしても、

「ベンチも、やるだけのことはやった」となって、

たいがいのファンは、悔しいながらもある程度の納得はするはずだ。

 

昨日の選手起用については、少なくとも僕は

「なんとしても開幕戦、取るぞ!」というものを

感じなかった。

 

まあ僕の言ってることは、後出しジャンケン的で、結果論なんだけど。

 

それにしても悔しいなあ。

 

今まで30数年、野球を見てきたが、

阪神の開幕ゲームでこんな切ない試合を見た記憶が、ちょっと僕にはない。

 

ビール片手にテレビ画面の前で、ほろ酔いで浮かれていたが、

逆転された時は完全に酔いが醒めて、

無表情で試合を眺めていた。

 

守護神候補のケラーは、

今日の球を見る限り、この人に抑えは無理なんじゃないか?と思っている。

 

こんな結果になったから、というわけではないが、今年の阪神、厳しいんじゃないか?

 

矢野監督の最終年ではあるが、

なんとかAクラスに残って、監督の勇退に恥ずかしくない結果を残して欲しいものである。

 

という事で、愚痴になってしまいましたが、

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

プロ野球シーズン中は、このような阪神への愚痴記事が増えるかもしれませんが、ご容赦ください(笑)。

 

あー、ショックやわあ。

ま、けど阪神らしいっちゃあ阪神らしい、とも言えるかな?(笑)。