シンゴさん日記

100点満点採点で映画を評価した記事と、あと他愛もない雑談と。

僕の人生における思い出の曲 4曲目 電脳警察サイバー・コップOP 「明日への叫び 〜サイバー・ハート〜」

今回の思い出の曲は、

電脳警察サイバー・コップのOP曲「明日への叫び 〜サイバー・ハート〜」。

 

歌うのは西川弘志さん。

 

西川弘志さんと言えば、漫才で一時代を築いた、あの西川きよし師匠の息子さんである。

 

電脳警察サイバーコップ」は、

日テレ系で、日曜の朝から放送されていた特撮ヒーロー番組である。

 

 

 

 

「TELL  ME  愛を

   TELL   ME  明日を

 君だけが欲しい

 かなわない愛なのか 

 答えてくれ ONLY  YOU」

 

という歌詞で始まるこの歌を、当時、学校の休憩時間や、放課後に友達と遊んでいる時などに、何回歌ったかわからなくなるほど、

やたらと口ずさんでいた記憶があるし、

曲の頭につけられている

「サイバーコップ」という、外国人が言っているのであろうタイトルコールも、

それ風にモノマネしたりして、

当時の友達たちとゲラゲラ笑っていた記憶がある。

 

ちなみに物語の内容だが、自分でもビックリするくらい覚えていない(笑)。

 

実はこの番組が始まった当初、僕を含め、友達の間でこの番組は評判が良くなかった。

 

何が子供心に良くなかったかというと、

当時の特撮ヒーローものとしては斬新で珍しい、VTR方式で撮影されたクリアな映像と、合成映像の違和感である。

 

「VTR方式での撮影」というのは、当時、子供だった自分には当然そんなことは分からなかったが(今でもそこは素人なので、よくわからん)、

とにかく、今まで見てきた特撮モノとは違う、他の普通のテレビドラマと同じような「ハッキリクッキリした映像」が、

どことなくセットやコスチュームに「安っぽさ」を醸し出させている感じがして、

少なくとも僕の目には受け付けなかったのである。

 

それについては、僕の友達連中も大方同じ意見だったようで、現に第一話の放送終了後の翌日、

学校でみんなに会うなり、申し合わせたかのように

「昨日から始まったサイバーコップさ、なんか映像、めちゃ安っぽくなかった?」

「おう確かに。合成丸出しやったな。」

「なあ!そうやんな!」というような会話をしていた。

 

その後、僕自身は何話か見ていたような気はするのだが、

前述のように次第に見なくなり、この番組がどのようなストーリーだったのか、かけらも覚えていない。

 

先ほどYouTubeで第一話を途中まで見ていたのだが、合成感丸出しの映像以上に気になったのは、こう言っちゃ非常に申し訳ないのだが、

一部の役者さん達の演技が、なかなかの大根っぷりである。

 

 

 

 

子供の時は、役者の演技力などさほど注目していなかったような気はするのだが、

今になって思えば、

そういった部分も子供の無意識は敏感に察知し、この番組を敬遠する一因になってしまったのかもしれない。

 

ウィキペディアでサイバーコップを調べると、

以下のような記述がある。

 

ウィキペディアより引用↓)

登場人物の人間性を深く掘り下げたストーリー展開に加え、

従来の特撮番組ではいわゆる「お約束」と

されてきた決めゼリフやヒーローが変身後に取るポーズなどの様式美の廃止、

随所に挿入されている洒落の効いたセリフ、

主人公とヒロインのキスシーンをほのめかす描写、

児童番組としては異例の飲酒シーンも数多く描写されるなど、

児童のみならず大人の鑑賞にも堪えうる作品作りが心掛けられた。

 

しかしそういった作劇面での斬新さは

メインターゲットとされた児童層へのアピールには必ずしも繋がらず、

タカラが販売した玩具はかなりの苦戦を強いられた。

 

この記述を見る限り、当時の子供達にとって、サイバーコップは「とっつきにくい」作品だったのかもしれない。

あるいは、「子供向けの番組でありながら大人の鑑賞にも堪えうる作品」というものに、まだ時代が追いついていなかったのかもしれない。

 

と、少々ネガティブな論調になってしまったが、僕はこの番組を「面白くなかった」とは一言も言っていない。

 

なにしろ途中から見なくなったので(それは結局、面白くなかったからではないか?とも言えるのだが・・・)、

とにかく覚えていないし、後の展開を知らないのである。

 

物語の評価は、ひょっとしたら前回の思い出の曲シリーズに登場したN君からなら、

当時の小学生が抱いた率直な感想を聞き出せるかもしれない。

 

(ちなみにN君登場回はこちら↓)

https://shingosan.hateblo.jp/entry/2021/12/05/214854

 

彼はサイバーコップの合成映像を、僕と同様に茶化しながらも、

なんだかんだで継続して見ていたような気がするからだ。

 

そのあたり、今度会ったときに聞いてみよう。

 

さて曲の話に戻るが、この曲、いかにも80年代という雰囲気の国産ハードロックな曲で、

ダサいか、ダサくないかというジャッジを下すとなると、まあ「ダサい」部類に入ると思うのだが(笑)、

この「ダサさ」も、この時代に作られた曲が醸し出す「味」であって、

そういうのも全部ひっくるめて「いい曲」だと思う。

 

コロナですっかりご無沙汰になっているが、

今度、昔からの仲間とカラオケに行くことがあったら、その時は必ずこの曲を歌うつもりだ。

 

という事で、今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。