今日はTOHOシネマズで
「シャン・チー/テン・リングスの伝説」を鑑賞。
あらすじは、
1000年以上に渡って世界の裏側で暗躍してきた闇組織「テン・リングス」のトップを父親に持つシャン・チー。
彼は幼い頃から殺人術を会得するために、厳しい訓練と英才教育を施される。
しかし彼は組織から逃げ出し、名前を変え、アメリカでホテルマンとして平凡な日々を送ることに。
そんなシャン・チーの元に、ある日、彼が肌身離さず付けていたネックレスを狙って、父親が仕向けた組織の刺客が彼に襲いかかってきた・・・
というもの。
マーベル作品の新シリーズという事で、密かに期待していた本作。
結論から言うと、まあ良作だとは思う。
ストーリーは特にひねった要素はなく、母親の死を境に運命を分つ事になった父子が、各々の信念の違いから戦わざるを得なくなる・・・という感じの、乱暴に言うとスターウォーズ的なわかりやすい展開。
開始まもなくからのバス内でのアクションシーンはカッコいいし、
全編を通して繰り広げられる、カンフーを軸にした体の動きは、とにかく美しいの一言。
終盤の対決(これから見る人のために詳しくは言わないでおこう)は、
もしかしたら「こういうのを期待していたわけじゃない」という意見が出てくる展開かもしれない。
最終的な敵キャラのデザインも、ちょっと心に刺さらないというか・・・まあ、急にそんなヤツが乱入してきてもなあ、という感じ。
それと、冒頭からトニー・レオン演じる父親のキャラが立ってて、僕的には良い感じだったので、役回りとして、もうちょい最後の方の扱いを大事にしてあげて欲しかったなあ。
あとは、幼い頃のシャン・チーの子役はまあいいとして、14歳のシャン・チーを演じている子役の子の顔が現在のシャン・チーと似てなさすぎ。
この顔は将来こうはならんでしょ、と。
そもそも、父親と母親の二重くっきりの顔からして、シャン・チーの顔のタイプの子が生まれてくるのが、だいぶ無理があると思うのだが・・・。
そこが結構引っかかったなあ。
ちなみにシャン・チーには妹がいるのだが、この人は、女優の片桐はいりさんに似ている。
気になる人は映画を見て確かめていただきたい。
少し途中ダレかけたけど(実際上映時間も少し長めの132分)、まあ自分としては、そこは致命的なマイナスにはなっていない。
マーベルお得意の最後にかけての怒涛の展開で、「お金払ってよかった」と思わせてくれた。
細かい注文は言いたくなったが、全編通して中々に楽しませてくれる映画だった。
やっぱりカンフーアクションはいいよ。
見てて楽しい。
ドクター・ストレンジでお馴染みのウォンも出てきて(マーベル作品に馴染みのない人からしたら、このチベット僧みたいな人は何?って感じだろうけど)、今後のマーベル作品群においての展開が楽しみ。
もちろん、いつもの通りエンドロール後も映像があるのでお見逃しなく。
僕の評価は100点満点で85点。
期待していただけに「ここは、もうちょっとこんな感じにすれば・・・」と、素人の他愛ない意見を挟みたくなる作品ではあった。
やっぱりもう一回言うけど、父親の最後の扱い方。
もうちょっと劇的に演出できたんと違うかなあ。
惜しい。
というわけで、
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。